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2008年3月 5日 (水)

早大文学部校舎

Photo Photo_2

上が竣工後(昭和37年3月)、下が現在(平成19年10月)の早大文学部33号館です。どこが違いますか?40数年も経ている建物は、少なからず改修が行われているものです。村野藤吾の設計理念を知りたいなら、竣工当時の状況を今の建物で類推しなければなりません。

たぶん、10数年前頃に、窓のサッシの改修工事をしているはずです。竣工当時はおそらくスチールサッシで、白の塗装をしていたのでしょう。今は、そのサッシの外枠のみを残して、硝子と枠を外して、アルミサッシをかぶせているのです。そのために、枠の外周が当初のよりも太くなっています。また、スチールからアルミに変わったために、無目が太くなっています。さらに、枠の下部は、本来は内開き窓だったのが、引き違いに変わっています。

設計者は、窓の部分にある方立など、開口部に太い線が入るのを嫌う傾向があります。せっかくならば、方立などないほうがよいと思っています。見た目が重くうるさく見えるからです。村野はこの変更をどう思ったでしょう。性能がよく、耐久性がよいアルミサッシに変わったのだから、よしとしたでしょうか。それとも、このすっきりした外観のイメージをこわしたと思うでしょうか。

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