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2008年5月14日 (水)

同潤会アパート

Photo  同潤会アパートは、稲荷町の上野下アパートの他に、台東区には、もうひとつ三ノ輪アパートがあります。しかし、こちらの三ノ輪アパートは、もう廃虚同然の状態です。人はもう住んでいないようです。外壁ははがれ、鉄筋がむきだしになり、すぐにでも、崩れそうな状態です。建て替えの計画がありそうですが、見ていると、なんとあわれな気持ちになります。建物の運命とはこういうものかな、と思います。そこまでして、醜態をさらさなければいけないのかな、とおもいます。

 

 

 

Photo_2  同じ同潤会でも、上野下のアパートは、三ノ輪よりも住戸がおおく、まだ住人がいるので、いくらかでも手入れをしながら使っているのかもしれません。それにしても、もう建物としては、寿命をとっくにすぎている状態です。

同潤会アパートで一番印象深いのは、やはり、表参道の青山アパートでしょう。いまは、安藤忠雄設計の表参道ヒルズという建物になっていますが、あの一帯は、上野下のような建物が木々の間に10数棟建っていました。ここをよく憶えているのは、小学校6年のとき、日曜日ごとに通って見ていたからです。その頃でも、そこだけちょっと、まわりの風景に似合わない古くさいアパートでした。その当時、進学教室へ行くのに、地下鉄銀座線の神宮前(いまの表参道)で降りて、表参道の坂をおりて歩いていきました。途中の同潤会アパートを横にみて歩いていくと、赤く塗った、外国人向けの骨董屋(国際バザーっていったかな?)があって、それをのぞきながら原宿の駅の近くにある社会事業大学へ歩いていきました。日曜日の朝なので、外国人が犬の散歩しているのに、出会うくらいでした。いまのように、外国ブランドのしゃれた店があるわけではなかったのですが、何か、日本のなかでも、外国にいるような雰囲気をもつしゃれた町並みだった記憶があります。

表参道はその通りでいくつかの建物をやりましたが、だんだんとしゃれていくようです。このおしゃれ加減に打ち止めはないのでしょうか。日本人の美的感覚のあくなき追求のどん欲ささに、敬服するばかりです。

ところで、高山奇人さんが、食べに行ったという稲荷町の蕎麦屋は「秋月庵」というのでしょうか。

Photo_3 ついでに、寄席発祥の地は下谷神社とご存知でしたでしょうか。福路小路さん。

寄席はねて上野の鍾の夜長哉  子規

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コメント

 上野下アパートの写真をわざわざ撮りにいらしたんですね。暇ですねとは言いません。豆ですね。まねできません。下谷神社にこのような立派な石碑まであるとは知りませんでした。谷根千は底深い。

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