« 三都旅行 | トップページ | 京都行列店 »

2008年5月 6日 (火)

峰定寺参詣

 朝10時、出町柳発 広河原行 の京都バスは、満員でスシ詰め状態でした。幸い20分前にならんでいたので、座席には座れましたが、ハイキングの人、学生の団体が乗っていました。バスは、鞍馬を過ぎるまでは、順調に走っていましたが、花背峠に向かって喘ぎながら上っていくころから、対向車がくるたびに、停車してやり過ごすといったことをしていました。道はバスと乗用車がやっとすれ違えるほどの幅しかありませんでした。おまけに、ところどころに、京都バスの職員が道に立って、無線で道路情報を連絡しあっていました。峠下というところで、すれ違うバスが脱輪のために遅れているというので、しばらく停車です。客は、バスからでて、誰も文句をいわず、付近を散策していました。20分ほどたってやっと、対向のバスが2台、峠から下りてきました。それから、30分ほどで、大悲山口という停留所に到着しました。学生はその前のセミナーハウス前で降りていましたので、混雜は解消されましたが、2時間半も座っていると、さすがにおしりがいたい。

時刻表では、11時36分着だったですが、到着は12時半頃でした。出町柳からの料金は900円でした。これ、高いのか安いのかわかりませんね。バスには無線係の人が乗っていて、おまけに道のところどころに見張を配置していたのでは人件費もばかになりません。

Photo_3 Photo_5

停留所を降りてから、谷の奧にむかって平坦な道が続いていました。ちょっと早足で20分位でしょうか。まず目に入ったのは、美山荘の看板がある門です。

それを抜けると、峰定寺の門に突き当たります。庫裏に行くと、早口でおばさんが、このお寺の説明をしました。まず、このお寺は修業の場であるため、荷物は庫裏に預け、紫色のズタ袋をかけて、杖をついてお参りを、雨の日は参拝は中止。写真は仁王門から中は持ち込み厳禁ということでした。

Photo_7 Photo_8  仁王門の柵をあけて入ると、すぐに自然石の急な石段が延々と続いていました。およそ600段あると庫裏のおばさんが言っていたっけ。見上げると、懸崖造りの建物が見えてきました。その手前には、鐘楼、行者堂と建物があり、本堂に到着。舞台からみる山々の景色は一面の北山杉です。お堂の内部には誰もいないので、入れません。中には何もないそうです。

Photo_9 Photo_10

仁王門までおりて、収蔵庫の仏像を拝観しました。収蔵庫には、千手観音坐像、金剛力士2体、不動明王、毘沙門天立像、釈迦如来立像が安置してありました。千手観音は奈良博、京博にしばらく出ていたので、それほどではないのですが、仁王像2体は迫力がありました。そして、釈迦如来立像は安阿弥様の仏像ですが、どうも、快慶ではなさそうです。この収蔵庫には、ほぼすべて、造立年がわかる仏像ばかりなのです。千手、不動、毘沙門は創建(久寿元年(1154))時、仁王は銘文から長寛元年(1163)良元作。釈迦如来は正治元年(1199)納入品。という具合です。数は少なくてもこれだけ院政期の仏像があることは注目に値します。

さて、もう午後2時になろうとしていました。帰りのバスは、14時36分です。これをのがすと、つぎは2時間後になります。いそいで、もと来た道を引き返し、定刻に到着した帰りのバスで、鞍馬まで、およそ1時間ゆられ、鞍馬からは、叡山電鉄で出町柳へ。午後4時をすぎていました。たったひとつのお寺へ行くのに、一日がかりとは、いい経験でした。

Photo_11 それよりも、美山荘の「摘草料理」を食してみたかったのですが、うっかり入らなくてよかった。あとでHPをのぞいてみると、値段が書いていません。こりゃ相当高いな。意を決していかないとだめだな。

« 三都旅行 | トップページ | 京都行列店 »

寺院」カテゴリの記事

コメント

大悲山峰定寺という名と場所から漠然とイメージしていましたが、行くのも行ってからもたいへんなお寺なんですね。
バスのすれ違いの描写なんか、まるであの頃(1970年代初頭)のままですよ・・・。
本尊の十一面と書いてしまいましたが、千手観音さまでしたね。

峰定寺は今無住なのでしょうか。昔、といってももう40年くらい前になりますが、ここはユースホステルをやってまして、しかしあまりにも不便なので結局行かなかったのです。拝観するのも何か不便そうですが。
寺院のユースといえば、富山・高岡の瑞龍寺に泊まったことがありましたが、行ってビックリしました。あまりにも壮麗な寺院でしたので。今はユースじゃ泊まれないでしょうね。国宝になって、さらに整備されましたから。行けるうちに行っておかないと、どんどん見られなくなるということでしょうか。

寺にはりっぱな庫裏があります。ただし住職の姿は見えませんでした。収蔵庫の見張りはお年寄の人でしたが、住んでいるようではありませんでした。
それよりも、美山荘のHPを開くと、なんと、お昼または夕食が15,750円よりと書いてありました。これは、相当お金をためないといけませんな。修験の道は辛く険しいのだ。
新緑は、よかったですが、紅葉もよさそうですな。今度は収蔵庫が開く11月3日前後をねらうのがよろしいようで。ただし、収蔵庫を開ける日が非常にアバウトなので要注意です。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 三都旅行 | トップページ | 京都行列店 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ