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2008年7月23日 (水)

山岳寺院

去年から今年にかけて、3つの山岳寺院を訪れました。去年、金勝寺、今年にはいって、峰定寺、金胎寺です。これらの寺院は、簡単に参拝できない、山の中にあります。

Photo

【金勝寺】

金勝寺と金胎寺は車がやっと通れる林道を通らなければならない、本当の山の中にあります。まわりには、人家がひとつもありません。おそらく、人里まで歩くとまる1日はかかるでしょう。峰定寺にしても、いまは、舗装道路が通っていますが、人里からは離れています。

 

 

 

 

 

Photo_2 【峰定寺】

これらの寺院はいわゆる、名山でもなく、何か奇勝な地域でもない普通の山のように見えます。つまり、これらの寺院を創立した僧は、この地を撰定するのに、何かきっかけがあったようにもおもえないのです。たとえば、空海が高野山に開創したのは、当地の神との関係があって撰定しています。普通は、日本古来の神が宿る所との軋轢なり、関係があって寺地を撰定するという由来があるものですが、どうもそうではなく、開創した僧がその地を単に撰定したようにおもえるのです。

 

Photo_3 【金胎寺】

これは、開創した僧が純粋に修業の場としての山を選んでいるように思えます。現に、金胎寺、峰定寺には行場があり、けわしい山の中をめぐるルートが設定されています。

こう考えてみると、日本の宗教は、ただひたすらに、肉体を酷使して、その信仰心をたかめる傾向があるようにおもえます。過酷な修業こそが、人間の幸福への道なのでしょうか。山の中では、宗教の普及活動はできません。それでも、長い間、山岳寺院が維持されてきたのは、それをささえる民衆の山岳修業者に対する理解があったからなのでしょう。

日本人は、民衆レベルでは、まだまだ捨てたものではないなとおもいます。

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