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2008年9月21日 (日)

大極殿工事現場公開

Photo 平城宮で建築中の「第一次大極殿正殿復原整備特別公開」に行ってきました。朱雀門の復元について、このブログでいろいろと書いてきたので、大極殿についてもコメントしなければならない責任を感じて、急遽行ってきました。今回が建築中の公開が最後になります。あとは、もう完成した建物を見ることになります。

まずもっての第一印象は、とにかくデカイの一言です。建物の高さが約27m、間口44mといっても想像がつかないと思います。

まあ完成したときにびっくりするのがいいでしょう。

 

 

Photo_2 内部もほぼ完成していて、天井の模様なども描かれていました。工事の進捗状況としては、2階の高欄と、壁の左官工事がいくらか残っていて、小口の金物がまだというぐらいでした。

それにしても、よくこんな建物を創作したものです。建築を見る場合、設計家がどんな意図で図面を引いたかを、考えるものですが、同じように、文化庁および、奈文研はどういう創造をしたのか考えさせるいい例です。

 

 

 

Photo_3 例えば、大棟の真ん中にある宝珠、これは実にすごい意匠です。よく考えたものです。すごい創造です。

この建物は、現代の技術の粋を集めた、最先端の建物です。見た目の形こそ、古い様式を見せていますが、こんな最新技術を結集した建物はありません。日本の土壌にマッチした実にすばらしいハイテク建造物です。

 

 

 

 

Photo_4 今回は朱雀門では使われなかった、免震装置がふんだんに使われています。基壇の上にコンクリートの台を作り、その間に3種類の免震装置を設置しています。天然ゴム系積層ゴムは復元機構、壁型粘性体ダンパーは減衰機構、リニアスライダーはすべり機構とそれぞれ役割をもった装置を設置しています。さらに、朱雀門と同様に二重層には筋違を入れて補強しています。

この免震装置はもう基壇の中に入ってしまっているので、見ることはできませんが、基壇の上の免震装置の上に乗っている、コンクリート地盤が下の写真でよくわかります。

 

 

Photo_5

つまり、地震がおきたとき、基壇の上のコンクリートの地面が動くようになっているので、そのためのスリットを造っています。

このように、最新の技術力を駆使して造られた建物なのです。外観こそ古代の意匠に似せていますが、現代建築の最先端を行く建築物だと思います。

昔、古代の人はこんなすばらしい建物を造ったのだとロマンを感じるなあ、なんて思いは全然感じられませんでした。

 

 

 

それにしても、「せんとくん」は絵でもキモかったでしたが、ぬいぐるみになるともっとキモイ。Photo_6

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コメント

うーん、この写真のぬいぐるみのせんとくんはちょっと・・・ですね。
先日、つくば美術館の企画展に藪内佐斗司氏といっしょにやって来たろくぼうくん(せんとくんのおにいさん)は、とっても可愛かったですよ~。ろくぼうくんは、藪内氏の作品にしてオフィスのスタッフ・・・ちゃんと衣を着ているので、正しくはぬいぐるみではなくてカブリモノ・・・(^o^)

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