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2008年9月 4日 (木)

村野藤吾展

Photo_2

昨日の新聞の夕刊に『村野藤吾ー建築とインテリアー』展の広告がでていました。松下電工汐留ミュージアムで、8月2日から10月26日まで開催している展覧会です。松下電工汐留ミュージアムというのは、汐留の松下電工ビルの中にある、いはば企業博物館です。松下電工というと、電球など電気機器のメーカーと思われがちですが、住宅関連の売り上げが3割も占めている、住宅関連企業といったほうがいいのかもしれません。そんな具合で、インテリアをテーマとした展覧会はすこしも企業イメージとは違わないのです。建築の展覧会は、他の分野と較べて、実物を展示するわけにはいかないので、写真あるいは図面展示がどうしても多くなりがちです。しかし、インテリアにかぎれば、倚子など、インテリア機器は展示可能ですし、充分展示に耐えられます。それよりも、この展覧会では、村野が建物の内部の意匠をどのように作り出していったかのプロセスが見られたことがよかったと思います。デッサンから、模型をつくり、それを実際の図面に書き起こすまでの経過がうまく展示されていました。

Photo_3 企業博物館で、もう終わった展覧会ですが、『坂倉準三/前川國男/木造モダニズム展』が4月22日から6月3日までの間行われていました。場所は「GALLERY A4」(ギャラリーエークワッド)という所です。これは、東陽町にある竹中工務店の東京支店のビルの一角にあるギャラリーです。坂倉準三の「飯箸邸」と前川國男の自邸「前川邸」の二棟をとりあげて住宅におけるモダニズムとは、と問いかけている展覧会でした。竹中工務店はこのような木造の住宅は、業務としては専門外なはずですが、そこは、企業イメージとしては、やんわりととりあげているところが、企業としてニクイところですな。

 

 

Photo_4 もうひとつ、奈良の日吉館の並びで、最近できた「夢しるべ風しるべ」という飲食店施設のとなりに、奥村組の展示施設があります。これは、単なる企業PR施設ですが、その建物は免震装置がついていて、それが見られるようになっています。屋上にあがれば、東大寺南大門が見える、ロケーションになっていて、なかなかいいながめです。

もっとも、この免震装置は、いま大極殿の工事で使われている装置とは微妙にちがいます。もっとも、大極殿のほうは、竹中工務店が施行しているので、パテントの問題もあるのでしょう。基本的には同じものなので、見る価値はあります。

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