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2009年3月22日 (日)

南部の仏像

Photo 『南部の仏像』を手に入れました。青森県の仏像及び絵画の悉皆調査報告書です。平成20年12月刊です。

青森県史叢書としては、『下北の仏像』についで2冊目になります。

青森県では、青森県立郷土館が平成2年から5ヶ年計画で仏像調査が行われ、『青森県立郷土館研究年報』の15号から20号まで報告が掲載されています。

さらに、青森県立郷土館では、『青森県の仏像ー西北五地方編ー』として平成10年に刊行されています。

また、弘前市では、『弘前の仏像』という調査報告書が平成10年に刊行されました。

今後、『津軽の仏像』の刊行でおよそ、県内のすべての悉皆調査報告書が刊行されることになります。

 

Photo_2 『南部の仏像』の中で書かれていますが、青森県での仏像調査は当時、弘前大学にいた笠原幸雄氏の貢献が大きいとおもいます。さらに、その後、須藤弘敏氏にバトンタッチされ、このような形で調査を完了させることができたのは、おそらく他の県でもないことだと思います。

全国の仏像の悉皆調査を俯瞰してみますと、その都道府県あるいは地元の大学に仏像調査のできる専門研究者がひとりでもいるかいないのか、でおおきな差がでているようにおもいます。その県内にたった一人の専門家がいるだけで、県内の悉皆調査がかなりできるのです。そういった計画を進められるのは、国の補助金行政の指導でできるのでしょうが、それでも、都道府県はがんばって行っています。

結局のところ、日本全国すべての悉皆調査を行わなければ、そのデータを有効に使えないのです。

それが、完了するにはまだまだ時間がかかりそうです。

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