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2009年5月17日 (日)

日吉館

2003_2 神奈川仏教文化研究所のHPを覗いていたら、日吉館がとうとう取り壊されるという記事が載っていました。いつか来ることだとは、わかっていながら、とうとう来るときが来た、という気持ちです。ここ数年、奈良に行くたびに、日吉館の前を通って、まだ建っていると確認してきました。屋根瓦が一部壊れて、その補修もしないでそのままになっている様子をみると、その時期ももうそろそろか、と覚悟を決めていました。

 

 

 

200811 はじめて日吉館のことを知ったのは、高校3年の時でした。その時、入試を終えたその日の夜行で、奈良旅行をしました。名古屋に朝着いて、まずは近鉄で室生寺にいきました。そして、多武峰ユースホステルに泊まり、次の日は飛鳥を歩き、奈良市内に入って、タマルのユースホステルに3泊しました。その時、日吉館に泊まっている人が、ユースホステルに来て、日吉館の様子を話してくれました。食事はいいが、凄いギュウギュウ詰めで寝させられるなどということを聞いて、ずいぶん変わった旅館だなと思いました。

 

それが、大学に入って、古美研の合宿で、初めて泊まることになりました。最初の印象は、食事にすき焼きが出たことでした。雑魚寝同然で寝ることには、まるで違和感はありませんでしたが、食事のマナーを先輩からやかましく言われるのには、やはり普通の旅館ではないな、と感じました。いままで、キャンプはずいぶんしてましたので、どこで寝ようが別に困りませんでしたが、食事が腹イッパイ食べられるのには、感激しました。

それからは、毎年のように、泊まりに行きました。大学3年のときは、正月に行って、結局1週間くらい泊まったでしょうか。一時、友人が日吉館で手伝いをしたこともあって、奈良では、日吉館以外に泊まったことがありませんでした。

19679 日吉館には、大学時代の思い出がいっぱい詰まっています。ひとつひとつ思い出すと、いくらでもでてきそうです。楽しい思い出、悲しい思い出、さまざまな思いがわき出てきます。

今は、なかなかその時の記憶が甦りませんが、友人と昔話をすれば、すぐに思い出すことでしょう。その時の酒の肴にすべくいろいろ思い出しておいておくことにしましょう。

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建築」カテゴリの記事

コメント

あちゃー。ついに、ついに日吉館、取り壊しですか。(泣)
あの頃の思い出をたどることは、もうアタマの中でしかできなくなるということですね。
残念ですぅ。

あそこが空き地になってしまうのを見ればどんな気持ちでしょう。
後には何ができるのかな。
奈良博旧館脇の鹿鳴荘も食堂を止めてしまい、何時まであるのやら。

はじめまして

日吉館がとうとう取り壊されるとの情報を読んで思わず書き込みさせていただきました。私も日吉館によく宿泊していました、たぶん一番最後の時代だったと思いますが、まだまだおばちゃんは元気でした。
朝食の奈良漬の味が忘れられません。
日吉館の建物は、今年のお水取りの時はまだ健在で、ほっとしたものです。
やはりショックです。しかたがないかもしれないけど。
でもこの情報を知ることができて良かったです。

寂しいです。

あおによし 奈良の都の 日吉館

私が日吉館に宿泊したのは今から16年前。宿について、女将さんから「ノロちゃんと呼んであげて」と言われ、猫のことかと思い「ノロちゃんノロちゃん」と大声で呼んだら、御手伝いさんが出てきてびっくり。

そして、部屋に行ったら、「寒いからコタツに布団をひいて寝てね」と言われまたビックリ!!あまりの建物の古さに、化け物が出るのではないかとビビりまくって、夜7時に就寝。ウォークマンを聴きながら、布団をかぶって震えていると、ウォークマンが止まってしまい、またまたビックリ!!

その時に流しに書いてあったのが「あおによし 奈良の都の 日吉館」でした。女将さんの有名さも日吉館の有名さも知らずに泊まってしまいました。知り合いには笑い話として話していましたがそんなに有名だと知りませんでした。

はじめまして。
突然の書き込み失礼いたします。

劇作家の大正まろんと申します。
関西を中心に活動しております。

大阪ガスさんの協力で、2013年の3月
奈良の日吉館を舞台にした戯曲を上演いたしました。
「ちひさきもののうた」という作品です。

作品を書く際に「日吉館」で検索をしたところ、
このページに辿りつき、
かつての日吉館の姿を写真でみることができました。
御礼申し上げます。

見ていただくことは叶わないでしょうが、
こんなことをやっています、と
お知らせだけでもさせていただきたいと、
コメントさせていただきました。

下記のURLでイベント情報が見られます。
イストワール(歴史・物語)というシリーズで、
関西に実在した人物や
実際に起こった事件などを題材にしたドラマが
毎年書かれています。
http://histoire2011.net/

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