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2010年3月

2010年3月25日 (木)

古都の桜

 今回、奈良と京都の寺院で見た、桜をご紹介しましょう。もう満開になっている木もあれば、もうすこしで見頃という桜もありましたが、それぞれに風情のある桜でした。

Photo 薬師寺玄奘三蔵院の入口をはいったところにある桜です。8分咲というところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

Photo_12奈良市内では、やはり氷室神社のしだれ桜が一番のような気がします。みごとです。

 

 

 

 

 

 

Photo_3これは、伝香寺の散り椿、花が散るときこの椿は花びら1枚づつ散るのだそうです。

 

 

 

 

 

 

Photo_4泉涌寺本堂の横にある桜、この桜は今が満開でした。

 

 

 

 

 

 

 

Photo_5醍醐寺霊宝館にあるしだれ桜、霊宝館には、数本のしだれ桜があり、これはまだ8分咲程度の桜。

 

 

 

 

 

 

Photo_6これも醍醐寺霊宝館内にある桜。ほぼ満開。

 

 

 

 

 

 

 

Photo_7 醍醐寺金堂横のしだれ桜。ほぼ満開です。

 

 

 

 

 

 

 

Photo_8醍醐寺五重塔前の桜。

 

 

 

 

 

 

 

Photo_9 醍醐寺三宝院の桜。この桜はかなりの古木で、立派な木です。しかしまだ7分咲程度です。

 

 

 

 

 

 

Photo_10三宝院入口のみやげ物屋の裏に茶店があります。わらび餅などがありますが、桜の花が入ったアイスクリームがあります。去年は、たしかゴマのソフトクリームなどがあったはずですが、今はカップアイスのみです。醍醐寺のここでしか食べられない限定品です。

 

 

 

 

 

 Photo_11前回の写真でおわかりでしょうが、大報恩寺の阿亀桜はまだ5分咲程度でした。

本堂での法要です。右側に若い尼さんがいます。写真を撮っている外人がジャマしています。儀式の雰囲気をぶちこわしています。

2010年3月23日 (火)

奈良・京都旅行

21日は奈良、22日は京都と旅行してきました。しばらく間が開いてしまいましたが、やっと書く気になりました。

例によって、旅程をのべます。

  • 21日
  • 法隆寺(大講堂→上御堂→宝物館→東院)→
  • 薬師寺(金堂→講堂→東院堂→玄奘三蔵院)→
  • 唐招提寺(金堂→講堂→宝蔵→戒壇)→
  • 伝香寺→氷室神社→東大寺南大門→アカダマ→泊
  • 22日
  • 同聚院→東福寺→即成院→泉涌寺→楊貴妃観音堂→
  • 醍醐寺(霊宝館→金堂→五重塔→三宝院)
  • 大報恩寺→二条城→京都駅

Photo

今回は、法隆寺上御堂が、3月いっぱい開いているので、それが目当てでした。大講堂は修理中で足場で覆われていましたが、その足場がなんと丸太で組んでいました。これはすごいものを見ました。

金堂はライトがはいったので非常によく見えました。宝蔵殿にはいると、いつもの仏像がありましたが、ある程度視点をしぼって見ると、新しい発見があるものです。これはまたにしておきます。

 

 

 

Photo_2

法隆寺の近くの藤ノ木古墳の石室の中に入れるというので、行ってきました。地元のボランティアの説明で、いたれりつくせりです。この近所にできたばかりの町営の「斑鳩文化財センター」なる施設も見てきましたが、いまだにこういう箱物を造っていました。こういう施設は、見学者をもう一度来させる工夫がありません。一回限りの施設です。あとはどうなるのでしょう。

 

 

 

 

Photo_7

薬師寺の東塔もしばらく見納めと思って見ていたところ、点検なのでしょうか、扉が開いていたので、さっと写真をとりました。東塔の垂木など、よく見るとかなり腐植がすすんでいるようです。

東塔が修復なって、また見られるまで生きていられるのかな。興福寺中金堂は平成30年竣工の予定だそうで、これも、心配になってきたな。

唐招提寺はむかしの金堂が見られましたが。

 

 

 

 

 

 

Photo_3

奈良市内にある、伝香寺のご開帳に行ってきました。ここは地元の人の手配でやっているようでした。写真はすべてOKでした。もっともお参りしている方がいるときは、エチケットとしてバチバチしないのが礼儀です。

まだ日が高かったので、氷室神社のしだれ桜を堪能してきました。この桜は早咲きで、今が満開でした。

 

 

 

Photo_4 泉涌寺の桜も満開のが一本ありましたが、さすがに、醍醐寺は桜ではぬきんでています。これは、霊宝館のしだれ桜、これが醍醐寺の中では寿玉です。三宝院のしだれ桜は、これからのようです。

それにしても、醍醐寺はあと一週間もすれば、見頃になるのは確実です。醍醐寺は霊宝館以外で仏像が見られるので行きましたが、図録がありませんので、資料にはなりませんでした。

 

 

 

Photo_5 大報恩寺にいくと、本堂で法要をしていました。外陣にすわると、「仏遺教経」のプリントをわたされ、お経を唱和してきました。お経がやけに高音だなとおもったら、若い尼さんの声でした。意外と高音は通るものです。

本尊の行快作の釈迦如来像が見られるとおもったのですが、かなわず、宝物館の六観音像をじっくりと見てきました。

 

 

 

Photo_6 まだ、帰りの電車には時間があったので、二条城に行きました。中学校の修学旅行以来です。それでも、これだけすばらしい建物、絵画があるのですから、もっとじっくり見てもいいのかなとおもいます。

それにつけても、これだけの見学者が建物を踏みつけていくので、廊下の板にしてもかなり傷んでいるのがわかります。

どうするのかな。

今回は、いつでも見られるようなメジャーなお寺をまわりましたが、ある程度テーマをもって見ていくと、新しい発見があるような気がしたのですが、意外と、いつも見ている仏像でも気がつかなかったことが見えてきました。こんな話はまた、少し整理してからにしましょう。

2010年3月 6日 (土)

三日月形の目

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 神戸市立博物館の『海の回廊』展に出品されていた仏像の中で、はたと立ち止まった仏像は、神戸市北区・寿福寺の聖観音立像でした。

目が眼球のふくらみ部分の下の方に彫られていて、そのためにマブタの線が三日月状につりあがっていることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういった、眼球のふくらみの下方にマブタを彫る仏像は、思い出すと、島根県の大寺薬師の仏像もそうでした。

Photo_2

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左は観音菩薩立像(大像)です。右は月光菩薩立像です。この2体がかなり下方にマブタを彫っていました。

 

 

 

 

Photo_4

さて、いろいろ探してみると、他に京都府の地福寺阿弥陀如来坐像もどうもそのようです。

これらの仏像の目の彫り方を見てみると、当然、眼球のふくらみまでは普通に彫りすすめているようですが、いざ眼のマブタを彫る段になると、その位置が極端に下方になるのはどういうことなのでしょうか。

これからはあくまで推測ですが、これらの仏像は眼球までは工房で仕上げてきて、仏壇など、高い位置に設置してから、眼を彫ったのではないかと、想像されることです。

通常、仏師の眼と仏像がほぼ同じ位置で眼が彫られたのなら、こんな下方に彫るはずはありません。すくなくとも、仏師は仏像の眼が祈る人と眼が合うような目線を考えるはずです。時代が降りますが、鎌倉中期以降で極端に前のめりにした如来立像があります。これも、祈る人と仏像との目線が合うようにしたものです。

とすると、仏壇など高い位置に仏像を据えて、祈る人の位置から指図して、眼の位置を決めたのだろうという想像はつきます。

これらの仏像は、工房で完成品としてから、お寺に納入したのではないということになります。

『無眼』の仏像は、こんな経過から出現したのではないかという想像もできるとおもうのですが、いかがでしょうか。

Photo_5

話かわって、神戸市立博物館のステンドグラスです。丸いのは2階の喫茶室の入口にありました。この博物館の前身が南蛮博物館だけあって、世界地図の図柄です。

日本が端っこで、中心はインドになっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

Photo_7

もうひとつは1階の階段室にありました。これは細長い形で、どうも銅鐸をモチーフとしているようです。全体的には幾何学的な模様ですが、原始絵画で描かれているような人間や鳥が抽象的に描かれています。下部の赤いガラスがひときわ目立ちます。

これらのステンドグラスはそれほど古いものではないようです。このデザインは誰なのでしょうか。元学芸員氏に聞いてみましょうか。

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