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2011年2月

2011年2月27日 (日)

ヤバイ!!

ブログの更新をさぼっていたら、なんと、あと300アクセスで、10万に達しそうです。

このところ、毎日平均100~150アクセスがあり、あっという間に、近づいてきました。

予想では、早くても3月中旬かな、なんておもっていたらとんでもないことになりました。

別に、10万ちょうどに当たった人に景品がでるわけはありませんが、御一報いただければ、感謝の言葉のみお贈りいたします。

こんなにアクセスが増えてきたのは、なんで更新が遅れているのかと次の更新の催促をしているためでしょうか。

ますます更新圧力がかかってきます。

なんで、更新が遅れているのかの言い訳をしなければなりませんが、ネタ切れではなく、着々と、取材をしてはいるのですが、今一つ、ひっかかることがあると、なかなか筆(いやキーボード)に手が届きません。

また、『春秋堂文庫』の文献目録の更新もなかなか、おもうように進んでいないこともありますが、先月から、集中的に「文献目録」のレイアウトの変更作業に入っています。要は、いままで、かなりいい加減に、文献の配置をしてきたのを、さらに調べやすくするために、一定の法則に従って並び替えの作業をしています。

具体的には、文献の識別番号を「あいうえお」順にも対応できるようにしたことです。いままでの番号はアルファベットを使っていたために、「あいうえお」順に並び替えられませんでした。これで、目的の文献にたどりつきやすくなります。

これが、また単純作業でいながら、神経をつかう作業です。ひたすら、時間を消費する作業ですので、どうしても更新する時間がありません。

という言い訳です。

2011年2月13日 (日)

滋賀・奈良・大阪旅行

 2月11日・12日と出かけてきました。以下旅程です。

  • 2月11日
  • 米原→彦根→玄宮園→彦根港→竹生島→彦根港→彦根城→
  • 安土→滋賀県立安土城考古博物館→近江八幡→京都→奈良→
  • なら瑠璃絵(浮雲園地→新公会堂庭園→法華堂→二月堂→奈良博→興福寺)
  • 2月12日
  • 新公会堂→水谷茶屋→若草山麓→手向山八幡宮→法華堂→二月堂→講堂跡→
  • 大仏殿→日吉館→近鉄奈良駅→当麻寺駅→
  • 当麻寺(曼陀羅堂→金堂→講堂→西南院→奧院)→当麻寺駅→
  • 阿倍野橋→四天王寺(伽藍→宝物館)→大阪歴史博物館→
  • 大阪城→大阪市中央公会堂→新大阪

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雪で電車が動かなくなるとおもったら、JRの始発電車が人身事故で止まり、しかたなく東京駅へは地下鉄で、後は順調に予定をこなすことができました。

彦根はそれほどの雪ではなかったようです。船が10時半出航なので、その前に玄宮園へ。修復中だったにもかかわらず、なかなかの庭園でした。季節の良いときに、再訪してみたい庭です。

竹生島は彦根からだとおよそ40分です。出航すると、正面にすぐ竹生島だとわかる島が見えました。船からみえる建物がすべてです。70分の滞在時間も持て余しました。

 

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彦根城は2回目ですが、今回はじっくりと、櫓の内部も見てきました。やはり洗練された城です。

安土城考古博物館は『近江の観音像と西国三十三所巡礼』展を見るためです。浄信寺の清水寺式千手観音画像がありました。メインは来迎寺の聖観音立像です。この切れ長の目は異様です。

 

 

 

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奈良には、「なら瑠璃絵」のはじまる17時30分に到着しました。急いでホテルにチェックインして、まずは浮雲園地へ。人がかなりでていました。奈良は前日に11センチも雪が降ったそうで、建物の屋根は真っ白でした。

 

 

 

 

 

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奈良博の新館の壁を使って、映像を映し出す演出は、おもしろい発想です。

確かに、LEDの光の絵は、すばらしいですが、もっと違った演出を考えないと、長くは続かないとおもいます。これだけの人が出ていながら、どれだけ奈良にお金が落ちているのでしょうか。関西圈の人は日帰りでしょうから。

私にとって、うれしかったのは、法華堂と奈良博が夜間にも開いていたことです。奈良で夜も仏像に出会えるのは、実に時間の有効活用でした。

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次の日、奈良市内の雪景色を見たくて、朝一番で歩きまわりました。昔、学生時代に正月を奈良で過ごした時、ちょうど帰る日に奈良に雪が降り、一日のばしたことがありました。奈良の雪はそれ以来です。

 

 

 

 

 

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当麻寺も学生時代以来です。金堂の四天王立像をじっくり見てきました。

 

 

 

 

 

 

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大阪は以外とあまり訪れたことがありません。四天王寺もはじめての訪問です。建物がRCということもあってでしょうが、近くに金剛組の本社ビルがありました。ここが創業の地なのでしょうか。

 

 

 

 

 

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大阪歴史博物館は、高層ビルの6階から10階までを使っています。最近流行の映像や、レプリカをつかった、視覚にひたすら訴えるという展示構成になっていました。現物の展示をできるだけ少なくしてということでしょうが、どうも演出にコリすぎというところです。大阪市の新指定の仏像が数体ありました。

 

 

 

 

 

 

 

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大阪城も実は、はじめてでした。さすが、すばらしい縄張りです。廻りをグルッと一周したかったのですが、時間がなく一部だけでした。

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日が落ちる頃に、中之島に着けば、ひょっとして中央公会堂の特別室が使われているのなら、中の照明がついて、外からでもステンドグラスが色鮮やかに見えると予想したのですが、残念ながら、特別室は使われていませんでした。中に入ると、ちょうど警備員が特別室の点検にはいっていくところでした。扉をあけたときにちらっと見ることができました。それでもすばらしいことがわかりました。年に一回の観覧日に申し込みをしないとやはりだめかな。

そんなこんなで、顔に冷たい風を受けながらの旅行でした。ひとつ残念なのは、奈良に着く時間が遅くなって、アカダマに寄れなかったことでした。でも、今年いっぱいやっているということなので、またの機会にということで。

2011年2月 9日 (水)

『仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護』展から

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 例によって、病院の帰りに、東博の『仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護』展に行ってきました。彫刻に関しては、あまり期待していませんでした。今月で切れるパスポートがあと2回残っているので、その消化のためと、東博も1、2ヶ月ご無沙汰だったというタイミングでした。

たしかに、最初は平山郁夫の絵の小品がズラーッ とならんでいましたが、その後、インドの石仏や、バーミヤンの壁画、中国石窟の石仏など、予想外の彫刻のオンパレードでした。

また最後の薬師寺の大壁画は圧巻でした。薬師寺でみるよりも、ずっと見せる環境をつくっていました。じっくり見られるように、ベンチもおかれていました。さすが東博の展示は洗練されています。

 

 

 

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そこで、気になる仏像が一体ありました。キャプションには「弥勒菩薩遊戯坐像」と書いてあるのです。でも像容は片足垂下像です。その前にある仏像は「弥勒半跏思惟坐像」と書かれており、右足を左太股の上にせ、左足を垂下させる、「半跏像」です。

なんで、これが遊戯坐像なのかとおもいながら、本館の彫刻室に足を運ぶと、「西大寺蔵 如意輪観音坐像」と書いてある仏像がありました。

この仏像は、先の「弥勒菩薩遊戯坐像」と同じ像容の片足垂下像です。まあ、これもいつものことか、と思って地下のミュージアムショップへ足を運びました。

 

 

 

 

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すると、最近発行したばかりで、『もっと知りたい禅の美術』という本が目に止まりました。中をパラパラとめくってみると、多少彫刻のことが書いてあるようでした。

すると、薄井和男氏の執筆で「自由な姿態の観音たち」という題で、いわゆる“遊戯坐像”について述べているページがありました。(P64~P66)それによると、

「これらの像の呼び名を従来、半跏像ないし半跏踏下げ像と呼んできたが、近年、こうした形勢は厳密には遊戯坐像と呼ぶべきとの提示がなされている。現存像はもっとも古例とみられる神奈川・禅居院像や、静岡・北条寺像をはじめ、まとまった数の作例が遺る。このなかでもっとも「遊戯坐」形らしいくつろぎの姿勢を表現したのが神奈川・東慶寺水月観音像で、仏像らしからぬ和んだ像容は、この手の観音像の究極表現といえる。」

以前述べたように、浅見龍介氏の提案に沿った論を展開していますが、浅見氏がいう「遊戯坐像」の定義は

「禅宗寺院の観音像には通常の立像、坐像に加えて、中国で流行したくつろいだ姿の像(遊戯坐像)がみられる。」

ということしか書かれていません。

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ということは、浅見氏は前書で、「遊戯坐像」とは、片足を垂下することが前提ではなく、片足を垂下していなくても遊戯坐像としている像も例としてあげています。

しかし、薄井氏は、片足を垂下することが、「遊戯坐像」の前提のような言い方です。

さらに、もう一方の足は、膝をたてても、前に投げ出してもそれはどうでもよくて、要は、他方の足の太股の上にもう片方の足を置かなければいいということのようです。

しかも、片方の手は必ずしも、地面つかなくてもよく、東慶寺像のように、岩に臂をつけてもいいということらしい。

とすると、宝菩提院の菩薩像は「遊戯坐像」なの?ということになります。

いや、これは、禅宗彫刻に限っての話です。

というのなら、上の写真のガンダーラ仏を何故、「遊戯坐像」というの?

平常展の西大寺如意輪観音像は、どうして坐像というの?

もっとちゃんと「遊戯坐像」の定義をしてからでないと、混乱するばかりです。

【白黒写真は慶珊寺十一面観音片足垂下像】

2011年2月 6日 (日)

文化財所在情報

 昨年から少しずつですが、データの更新作業をしていましたが、あまりダラダラやってもと思い、去年暮頃より本格的に作業をはじめました。

そんなで、ブログの更新がおろそかになってしまいました。それは、市町村合併もやっと一段落したからです。

データベースの入力作業の工程としては、まずは文献目録→寺社テーブル(所有者の住所等)→彫刻テーブル(仏像などの基本データ、文献)→銘記テーブル(仏像の銘記などのデータ)というスケジュールをたてていますが、文献目録は常に更新作業が必要ですので、完成という形はありえないので、まだ未入力があっても、つぎの段階に進まなければ時間の浪費になります。

ということで、寺社テーブル(一応こういう名称にしましたが、要は所有者のデータ集です。)の更新作業にはいりました。すでに17,000件程度は入力してありましたが、このところの市町村合併で住所が大幅に変更になったためと、新たに指定された文化財の所有者の追加作業が必要になったための処置です。

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まずは、「所在コード」の更新からです。これは、JISの都道府県コード+市町村コードで5桁の「住所コード」をつくって入力していましたが、これを変更するのではなく、新たに「所在コード」という項目をつくりました。

これは、都道府県コード(2桁)+新市町村コード(3桁)+2桁番号 というコード表です。最後の2桁のコードは合併前の市町村に番号をつけたものです。

こうすることによって、新市町村名になっても、旧市町村名がわかるようにしたものです。新市町村の住所に変更すると、旧市町村名が推測できなくなる住所名になることがあるので、そのためです。つまり、多くの採録する文献は、旧住所で書かれているので、その比定ができないと困るからです。

更新作業をしていると、さまざまな場面で、問題点がでてきました。いまは、各都道府県や市町村が、指定文化財のデータをネットで公開していますので、図書館で文化財目録を探さなくてよくなりました。しかし、防犯上の理由か、自治体によっては、その所有者を公表しないようになりました。これは文化庁がそもそも、自分のデータベースでチョンボしてしまったので、その影響もあろうかと思いますが、指定名称だけでは、何が何だかわかりません。これを「羮に懲りて膾を吹く」というのでしょう。まるで、公表のコンセプトがありません。

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もうひとつ、その住所がデタラメだったのが多く見受けられました。住所を頼りに、地図でその所在を確認しようとすると、住所が間違っていたり、旧住所だったりと、役所がネットで公表したデータの信頼性がないのです。更新もしているようすもありません。

そんなで、更新作業も苦労しましたが、同時に郵便番号と住所をリンクしていたために、新住所の確認作業ができました。ありえない住所を入力すると、郵便番号の後の4桁が「0000」になるのです。そのために、住所の変更がスムースにいきました。

住所の表記方法は、いろいろ考えたあげく、地図での検索するときの住所表記を採用することにしました。以前は、町あるいは村の名前と次の地名(大字名)との間には、「字」という字はいれずに、その次の地名(字名)との間に「字」をいれて、大字名・字名を「字」という字でくぎって、わかりやすくしようとしましたが、思い切って「字」をすべて除きました。多少の見づらさはありますが、標準に合わせたほうがいいという判断です。

しかし、これも、京都市内の住所には困りました。通り名を入れると、「0000」になるのです。町名だけなら、ちゃんとした郵便番号になるのですが、それで、郵便番号を犠牲にしました。

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市町村合併は、数が少なくなったとはいえ、来年の4月まで予定している市町村がまだあります。また、しばらくしたら更新作業をしなくてはなりません。

 

 

 

 

 

 

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そう煩雑に更新をしたくはないので、今年4月合併の西尾市の部分はもう新住所にしてしまいました。郵便番号は「0000」になってしまいましたが、まあいいか。

データの更新はとりあえず、国宝・重要文化財・史跡(石仏)・都道府県指定文化財の彫刻及び工芸(懸仏のみ)の所有者だけということで限定しましたが、現在更新が終わったのが、3549件になりました。

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