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2011年8月11日 (木)

今半別館ですきやき

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 雷門から浅草仲見世を通って、仲見世がとぎれる手前を右に曲がると“今半別館”があります。

今半本店から戦前にのれん分けした店です。建物は木造2階で、数寄屋風で、中庭もある建物です。こんなごちゃごちゃしたところに、こんな建物があったとは、今まで知りませんでした。

関東大震災後に、今半本店が建てた建物が「今半御殿」とよばれ、豪華さで注目されていたのが、大平洋戦争で焼失したので、今度はのれん分けした今半別館が、戦後10年程の歳月をかけて、その「今半御殿」を再現しようとしたのだそうです。

そういうわけで、建物は戦後に建てられたものですが、戦後の物資のない時代によくこんな材料を調達できたのか、驚くばかりです。登録文化財の指定を受けています。

まずは、その豪華さの一端をご紹介いたします。

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2階の大広間、ここでは、結婚式の披露宴をよく行うのだそうです。天井は、節のない1枚板です。

 

 

 

 

 

 

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 次の間の天井には、鳳凰の彫刻が付けられています。欄間には、極彩色の彫刻と、豪華さをだしています。

 

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  もうひとつ別の階段をあがったところには、中広間があります。天井は折り上げ格天井で、格子の中にも、普通は絵でも描くのでしょうが、彫刻が付けられています。

障子は、すべて組子の桟で飾られています。

ちょっと、装飾過多かな、ともおもいますが、目黒雅叙園と張り合っているかのような装飾です。

1階の小部屋も、それぞれにテーマを持った床柱、欄間彫刻と、襖の絵が描かれていました。実に細かな配慮をしています。

いわゆる金に糸目をつけないとはこういうことかなと、おもいました。

まあ、それが、すばらしいかどうかは、判断の別れることなのででしょうが、すくなくとも、これだけの技術を持った職人に仕事をさせたこと事態すごいことなのでしょう。

欄間彫刻は、井波彫刻の職人の仕事のようです。

 

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 おっと忘れてはいけません。しっかりと“すきやき”は腹一杯食してまいりました。

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