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2011年10月13日 (木)

京都・滋賀・奈良の旅(第2日目)

 第二日目は、レンタカーを借りました。

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まずは、柳生街道を通って、柳生から笠置寺へ行きました。車ですと、山の中腹にある寺の近くに駐車場があり、坂道を登らなくて済みます。寺に入ると、一周800mの修行場めぐりがあり、まず、弥勒如来の磨崖仏があります。火災によって、その像容が判明できなくなっていますが、最近の調査によって復原した絵がありました。

それによると、左右の足元に僧形の供養者らしき人物があります。この磨崖仏を模写したのが、大野寺の磨崖仏なので、大野寺にも、この供養者があったのかもしれません。

大野寺像との比較をしてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

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さて、もうひとつの磨崖仏、虚空蔵菩薩像は、よく残っています。しかし、見る位置があまりにも近すぎて、全体像がこれまたつかみきれません。

この虚空蔵菩薩像は、結跏趺坐で、儀軌の中でも、半跏趺坐と明記していない経典からとったものということができるとおもいます。

虚空蔵菩薩像は、儀軌によって、半跏であったりそうでなかったりとあるようです。その辺はもうすこし整理してもらえないかな、と思います。

ここから、カーナビにMIHO・MYUSEUMの住所を入力して、画面通りに車を走らせると、やっと対抗車とすれ違える山道を通り、何度か右折したり、左折したりしているうちに、いつのまにか到着してしまいました。 カーナビは恐ろしい。

Mihomyuseum

滋賀県の三館でおこなわれている“神仏、います近江”展のうちの最初の1館です。この館のテーマは「天台仏教への道ー永遠の釈迦を求めてー」だそうです。

仏像でいえば、奈良時代から平安中期頃までの作品をそろえていたようです。とくに、唐時代とおもわれる僧形像2軀、善勝寺千手観音立像などが、目にとまりました。

 

 

 

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次のカーナビの入力先は、善水寺です。これも、いまは、本堂のすぐ脇に駐車場ができ、山の中腹にある寺も、登らなくて着いてしまいました。昔、修論のために、拝観の許可をもらって訪れたときは、足の悪い住職がわざわざ我々のために、長い階段を登って来られたので、大変恐縮したのを覚えています。月日の経過は夢のごとくです。

 

 

 

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第2館目は、滋賀県立近代美術館です。ここのテーマは「祈りの国、近江の仏像ー古代から中世へー」です。ここでの仏像の展示は、滋賀の仏像を平安から室町までまんべんなくそろえているようです。

それでも、各時代、尊像の像容に特徴のある仏像をそろえており、バリエーションゆたかな展示でした。まあここの目玉は石山寺の快慶作大日如来坐像でしょうか。

 

 

 

 

 

 

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 第3館目は、大津市歴史博物館、テーマは「日吉の神と祭」です。展示室にはいると、一面に神像がならびます。これだけそろうと実に圧巻です。

その中で、あきらかに“無眼”の神像がありました、地主神社の8軀の神像のうちの僧形像です。ほかにもそれらしき神像はありましたが、未完成とおもわれる像もあり、明確にいえるのはこの像のようです。

3館で、これだけの仏像、神像を見ると、滋賀の仏像の数の多さ、バリエーションの多彩さに、ただただ驚愕します。

 

 

 

 

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あまりの多さに整理がつきません。おまけに3館共通のカタログは、厚さ3.5㎝にも及び、こんな重いカタログでは、持ってかえるのもつらいことになります。

最初の総論は共通でも、それぞれの館ごとの構成になっているので、わざわざ1冊にする理由がわかりません。2400円は安くても、帰りのリュックの肩にのしかかる重量は半端ではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

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奈良に帰る道すがら、蟹満寺によってみました。修理がおわったばかりなので、どうかなとおもいましたが、なんと、本堂は新築されていました。中も明るく、充分にみることができました。

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