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2011年12月12日 (月)

2つの同窓会

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 7月に、40数年ぶりに、高校のクラス会に行ってきました。場所は新宿の中村屋でした。確か、大学を卒業してからは、何度か会を開いていたようですが、その間、一度も参加しませんでした。というのは、私の高校生活には、あまりいい思い出がなかったと思いこんでいたのと、何かクラスの仲間とは会うことに気後れがあったからでした。

今回は、幹事が自ら連絡をくれたりして、義理でも出ないわけにはいかなくなってのことでした。また、クラスの仲間が病気でなくなり、その偲ぶ会をかねてということもあって出席することにしました。

会場につくなり、やはり、予想が的中しました。顔をみても、名前が浮かばないのです。今回は、故人の友人のほかのクラスの人も出席したりしたので、50人近い出席者でしたが、その半分も思い出さないのです。

時間の経過とともに、すこしづつ記憶がよみがえってきましたが、それでも、隣の人と何を話したらいいのかその話題がでてこないのです。

おそらく高校2・3年の2年間に、それほどの濃密な関係を持つ人がクラスにはいなかったのかもしれません。昔の話が途切れてしまうのです。

もう、出席者は功なり名を遂げた人が多いので、それなりの余裕を持った年代になったためでしょうか、その雰囲気が、私にとっては、非常に居心地の悪さを感じてしまいました。

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もうひとつ、先日、大学のサークルのOB/OG会がありました。この会は、単なる同窓会ではなく、現役も出席して、現役とOBの交流の場としての機能を持たせた会でした。

2年に1回の開催ですが、準備はすべて現役の学生にやってもらっています。もう2~30年も続いているでしょうか、よく現役生は、継承して開催をしてくれています。ほんとに、現役の諸君には感謝のしようがありません。

これが、卒業生が主催する卒業生だけの会だったとしたら、もうとっくに0B/OG会は消滅していたでしょう。

サークルの性質から、運動部のように何かひとつの目標をもって活動していた団体ではなく、まとまりができにくいのは、いたしかたないことなのですが、結局、上下2~3年の間の顔見知りがいなければ参加できないことになってしまうのです。

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つまり、共通の話題が少ないと、見知らぬ出席者と話ができないのです。

そんな、不安定な会であっても、30年以上も続いてこれたのは、現役生との交流があったからだと思います。現役生にとってはOB/OGのおじさん、おばさんと話を合わせなければいけないのは、苦痛かもしれませんが、いずれOB/OGになるので、予行演習のつもりでいただければと思っています。

それと同時に、OB/OGにもすこしづつですが、変化が見られるようになりました。最初の頃は、OB/OGも、現役生に声をかけることもできませんでした。また、現役生もOB/OGに変な遠慮があって、ぶつかっていこうという勇気もないようでした。もっとも、OBも現役生に真正面からぶつかってこられたら、それに堂々と受けることはできなかったでしょうが。

OB/OGにとって、単に昔の仲間に会えるというだけが、OB/OG会ではないということが、すこしづつですが、理解されてきたのかなと思いました。

つまり、共通の話題がない同窓会は、結局、長くつづかないのです。昔のことを語り合う会は、仲間うちでやればいいことです。でも、話は尽きてしまいます。その後は、どうしたらつづくのでしょうか。

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OB/OGのするべきことは、昔の仲間との交流だけではなく、いかに後輩諸君に、その経験を伝えることだと思うのです。

また、見知らぬOB/OGであっても、積極的に話をすれば、それだけ人脈がひろがります。それだけでも価値あることだとおもいます。

こういう世代を超えた交流の機会がある同窓会は、何か新しい発見の場であると意識して、ふるって参加してほしいとおもうのですが。

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