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2013年12月 2日 (月)

宮城・山形の旅

11月30日12月1日と一泊旅行してきました。例によって、まず旅程から。

  • 11月30日
  • 仙台着。レンタカーを調達し、東北歴史博物館へ。
  • 特別展『神さま仏さまの復興』展へ。
  • 三陸自動車道で登米東和ICで降りてすぐにある不老仙館を拝観
  • 約束の時間が午後なので、興福寺へ
  • 書院の色ガラス窓と、六角堂という洋風の建物を拝観。
  • 登米の中心街(みやぎの明治村)へ。
  • まず、登米町教育資料館(旧登米高等小学校校舎)
  • 水沢県庁記念館、警察資料館を見て、仙台へとんぼ返り。
  • レンタカーを返却し、牛タン弁当を買って、仙山線で一路、山形へ。
  • 12月1日
  • 朝8時に駅前のホテルを出発。歩いて霞城公園(旧山形城)へ向かう。
  • お城の堀にそって一周し、東大手門から城内へ。
  • 県立博物館で常設展示を見る。
  • すぐそばの旧済生館本館を見学。すると『ふるさとの仏像』という本を販売している場所を発見。山形まるごと館へ。
  • 文翔館(旧山形県庁舎、県会議事堂)を見学。
  • 山形県立博物館教育資料館(旧山形師範学校本館)を見学。
  • 山形県立図書館で、仏像の本をあさり、山形駅へ。
  • 奥羽本線で、天童へ、歩いて旧東村山郡役所資料館へ。
  • 天童駅から山形駅へもどり、新幹線へ。

このところ旅行というと、仏像の展覧会にかこつけて、戦前の古いガラスの嵌まった近代建築を見ることが多くなっています。

今回も、登米の興福寺の色ガラスを見ることが主眼になってしまって、仏像は二の次になってしまいました。

東北歴史博物館『神さまと仏さまの復興』展

Photo

今回の展覧会は、震災で破損した文化財をこのように修復しましたということを見せるのが主眼のようです。その中で、3体の半跏趺坐像を確認、カタログにはそのことを一言もふれていませんでした。

興福寺への時間調整のために行った不老仙館は、大当たりでした。

Photo_2

建物は、明治39年頃、現在の場所に移築し、その後も色々と改装しているようですが、部屋の中は書画骨董であふれていました。ところが、奥の廊下に行くと、窓硝子の殆どが戦前のゆがんだガラスで、しかも、模様入りケシガラスがいたるところに嵌まっていたのです。

とりいそぎ興福寺へ、興福寺は、『日本のステンドグラス』で紹介されていた窓硝子で、色ガラスと模様入りケシガラスの市松模様が気になっていた寺院です。

それは、書院の窓にありました。

Photo_3

六角堂という洋風建築は、ただ今改修中で外観は足場で覆われていましたが、ガラス戸は見てきました。

登米町教育資料館(旧登米高等小学校本館)は、学校校舎をそのまま残していました。

Photo_4

ところが、ここに嵌まっている透明ガラスは、その殆どがゆがんでいるのです。これはすごいことです。しかし、ここで興福寺の住職の言っていたことが気になりました。改修するときに、なんとかゆがんだガラスをつくるように八方てをつくしたと言っていたのです。

修理報告書が出ているのなら、よく調べてみないとわかりませんが。

霞城は二ノ丸東大手門を復元しましたが、今本丸の門を復元中です。どうせなら、北・西・南の門も復元したらお城らしくていいのにとおもったりして。

Photo_7

旧済生館本館は完全な洋館です。正面と2階・3階のランマに色ガラスが嵌まっていました。

Photo_5

旧山形県庁舎は、戦前の権威の象徴としての建築です。正面玄関のランマは色ガラス。正面階段の踊り場にはステンドグラスがありました。衝立にもステンドグラスがありました。

Photo_6

県庁舎の隣にはレンガ造の県会議事堂がありました。入り口のランマに抽象柄のステンドグラスが嵌まっていました。

Photo_8

旧山形師範学校本館は、木造2階建てですが、窓硝子はかなり古いものが残っていました。この建物は、現在県立山形北高校に隣接しており、高校の校舎としても使われていたそうです。

Photo_9

私が気になったのは、この建物の横に山形北高校の講堂として使われていた木造の校舎が、いまにも倒壊しそうな状態で建っていたことです。この建物のガラスは、ゆがんだかなり古いもののようです。是非ともこれだけのガラスは残してほしいものです。

天童の東村山郡役所は、ちょっと小高い丘にありました。

Photo_10

正面と2階のランマに色ガラスが嵌まっていました。ここの色ガラスは、今まで見てきた色ガラスとその色数が違っていました。ここだけに紫色のガラスがはまっていたのです。しかも、泡がはいった当初のガラスでした。

そんなこんなで、今回の旅行は、ゆがんで、泡の入った透明の硝子と、色ガラス、そして、模様入りケシガラスを数多く見てきました。いくらかガラスの鑑識眼が養われたのかなと思っています。

また、仏像でいえば、鎌倉時代の半跏趺坐の例を見いだしたこと、山形県博にあった、レプリカの慈恩寺阿弥陀如来も半跏趺坐であったという発見がありました。

ステンドグラス、色ガラス、模様入りケシガラスは、まとめて、お見せいたします。

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