氷川丸
小川三知作のステンドグラスを見ていると何となくその特徴がすこしづつわかり始めてきました。まだ、すぐには判定できないにしても、それとなくわかってきましたが、まだまだ、見る数が足らないということですかな。
今回小川作品を見にいったのは、氷川丸です。横浜の山下公園に係留されているあの昔の豪華客船です。船オタクのことは、「おセン(船)ちゃん」とでも言うのかな。船を見学するのはいいですね。むかし氷川丸はユースホステルだったのを知っていましたか?私が高校生のときクラスメート2人と、この氷川丸に一泊したことがあります。もっとも、泊まったのは三等客室のカイコ棚だった記憶があります。はじめての横浜で、夜、中華街に散策に行きました。何も知らない高校生が中華街で、一生懸命ラーメンを探し歩きましたが、どこにも、ラーメンを食べさせるリーズナブルな店はありませんでした。うぶな高校生だったな。
さて、まず見つけたのは、一等食堂にあったステンドグラスです。しかし、これは小川三知の作品ではないようです。図柄が明らかにちがいます。
一等特別室は2部屋ありましたが、そのひとつは、花の図柄で、もうひとつは鳥のオウムの図柄です。オパールセントガラスの色使いを見ると、小川三知の特徴があらわれています。やはり小川三知は、絵心があるので、実にうまい構成と、色使いをします。
実は、先日、武相荘の帰りに、横浜市開港記念会館へ行っていたのです。宇野澤龍雄のステンドグラスを見にいったのです。厳密にいうと、今現在のステンドグラスは宇野澤の作品ではなく、復元なのですが、これは、つい先日修理のために一時取り外したそうです。そして、建物の地下でその修理の状況を見せる予定なのだそうです。どうも8月頃のようです。是非ともそのとき、もう一度見にいかなけげばと思っています。したがって、宇野沢のステンドグラスとの比較はそのときまで、おあづけとしてください。
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