小川眼科のステンドグラス
先日、予告していた、小川三知作品のひとつ、小川眼科のステンドグラスです。玄関の欄間に取り付けられています。『小川三知の世界』によると、「鶏鳴告暁」という題名がついているようです。オパールセントガラスを多くつかっているステンドガラスです。この写真は外部から撮った写真で、実際には裏面となるのでしょうか。内部から見た方がステンドガラスはよく見えるので、内部からみるのが表とするべきなのでしょうか。よくわかりません。内部の入り口の欄間にもステンドガラスがあります。これは「立葵」です。そのほかにも、あるようですが、
診察にはいったわけではないので、中までうろうろすることができませんでした。もっとも、私が小学生のころ、この眼科へよく行かされたのですが、そのときは、それでも、普通の町医者のような普通の木造の建物とは違って、立派な病院という雰囲気でした。そういえば、ここで始めて眼鏡をつくった記憶があります。初めて眼鏡をかけて、家に帰ると、まわりの人よりも、ちょっとえらくなったような雰囲気になったのを思い出します。しかし、それからもう眼鏡を手放せなくなってしまったのは、やはりハンデなのかなとおもいます。田辺千代氏の本によると、この建物は関東大震災後に建てられたものだそうです。登録文化財になっているようです。もう、この仲町通りは、この小川眼科のような古い建物がほとんどなくなってしまいました。それでも、いわゆる老舗はまだ健在です。道明、池之端藪、等。
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