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2008年9月28日 (日)

富士屋ホテル

昨日、今日と仕事で箱根に一泊してきました。毎年、今頃行う業界の慰安旅行なのですが、他のメンバーはゴルフ、私はその間、周辺の散策をするのを常としてきました。

Photo 今回は箱根なので、宮ノ下の富士屋ホテルを探険することにしました。というのは、この明治時代に建てられた建物の中にステンドグラスがあるという情報があったからです。しかし、ろくに調べもせずに行ったものですから、なかなか見つかりませんでした。館内は迷路にようになっていて、ぐるぐる歩きまわりましたが、いっこうに見つかりません。ちょうど、結婚式シーズンで、館内は、花嫁、その家族とごったがえしていました。

やっと、ステンドグラスがある部屋を見つけましたが、そこは、「カスケードルーム」といって、宴会場に使っている部屋でした。もちろん、披露宴の会場として使っていたので、見学はかなわず、見ることはできませんでした。

 

Photo_2 そのかわり、チャペルの入口にステンドグラスが嵌っていました。これは、現代の作家によるものと思われます。誰が造ったかはわかりません。ちなみに、カスケードルームのステンドグラスも建物が明治時代の建物なので、相当古いもののようですが、作家は不明です。

 

 

 

 

 

Photo_3Photo_4 館内を歩き回っていると、内部に嵌っているガラスに見たこともない模様のガラスを二種類発見しました、ひとつは女子便所の扉にも嵌っていた、青海波模様のガラス、もうひとつは、照明器具に使われていた、模様のガラスです。

これらの模様の型ガラスはもちろん、現在のメーカーが作っているものではありません。以前でもこんな模様のガラスは見たことがありません。おそらくは、舶来品なのでしょう。破損しやすい扉に今でも嵌っているというのは、実に丁寧な使い方をしている証拠です。また、この富士屋ホテルはそれなりの改修はしているのしょうが、いまだに、サッシを木製にしているのがうれしいですね。以前にも言いましたが、改修すると、メンテナンスの関係からサッシをアルミに変えてしまうのが、普通なのですが、そのところは、意匠を充分に考慮しているようにみえます。

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コメント

  『富士屋ホテル』は『奈良ホテル』同様、見学したいホテルです。私も何年か前、ホテル見学に行ったことがあります。その時は食文化の関係でしたので、厨房とか、昔のメニューとかを、百舌料理長(料理で百舌というお名前は、素晴らしくあってます)じきじきにお話いただきました。試食もありましたが、内容忘れました。フロント・ロビーまわり、菊御殿の客室など、建築的な要素もたくさん見られます。当然ステンドグラスもあったかと思いますが、記憶にありません。このホテルも館内見学ツアーをやっていたと思います。

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