長谷寺本尊特別拝観
まず本堂の横で、1000円を払うと、入口で僧がまず五色のミサンガのようなヒモを渡して、これを手首につけてください。といわれました。香の粉を手にすりこんでから、お守りのはいった封筒を手渡されました。中にはいると、ちょうど本尊のまえに高さ150㎝ぐらいの引き戸があり、お坊さんが、頭に気をつけてと注意をうながしていました。その戸をくぐると、目の前には巨大な本尊の足が見えます。見上げるとはるか先に本尊の顔が見えます。何せ、本尊は像高10mになんなんとするのですから、頭の先までよく見えません。
台座は、ただの黒い漆塗りの厚い板でした。いわゆる蓮華座もありません。ちょっと拍子抜けの感がいなめません。その黒い板の上には、足先がありました。お坊さんが“どうぞ足におさわりください”といってうながします。足先は参拝者がなでた為に黒光りしていました。なんで文化財を簡単にさわらせるのだろうか、という疑問も足先が簡単に取り外せるようになっているようなので納得しました。
しかし、本尊と同じ位置に立って見上げると、その大きさにただただ驚歎します。本尊のまわりは人がひとり通れるくらいのスペースがあります。その壁の上部の板には四天王が描かれていました。下部には、三十三応現身像の板絵が一枚一枚に描かれて、はめ込まれていました。
こんなせまいスペースに収まっている仏像は、おそらくこの中で組み立てるしか方法がないのではと思います。こんな大きな仏像を外から入れる方法がどう考えてもありません。おまけに、この巨大な仏像を納めるために、建物も天井まで、吹抜の空間を造っています。それにしてもすごいの一言です。
この部屋から出るとき、お坊さんの手の上に手をのせて、御祈祷をしていただけます。
« 奈良南山城醍醐旅行 | トップページ | 奈良女子大学 »
「仏像」カテゴリの記事
- 『祈りの仏像 出雲の地より』展で思うこと(2022.10.14)
- 羽下薬師堂と西刑部観音堂(2022.09.23)
- 鎌倉彫刻資料集(2021.05.30)
- 『日本彫刻史基礎資料集成』データベース(2020.04.20)
- 狛坂磨崖仏 その1(2018.03.18)


コメント