雨の川越
仕事で急遽川越に行くことになりました。ひととおり仕事がおわって、さてどうしようかと思ったら、川越といえば蔵造りの町並があったっけ、ということで、そこまで、歩いていきました。その町のはずれに、いかにも復元したようなイオニア式の列柱のある建物が目にとまりました。1階は歯科医院になっていましたが、この建物は保岡勝也の設計で昭和11年に山吉デパートとして建てられたものを復原修理してよみがえらせたようです。
その入口の欄間にステンドグラスが嵌っていました。そして、左右の窓の欄間も同じ図柄のステンドグラスがありました。左右の図柄はよく見ると、二匹の孔雀にヤシの木という南洋っぽい図柄で、正面も花に海の図柄でした。雨で外が暗いのが幸いして、内部からの明かりで、その色づかいがよくわかりました。
制作は、現代のものだろうとおもいますが、こういう風景や、花鳥の図柄は、デザインの妙をあじわえる意味でステンドグラスの中でもその力量がよくわかる作品です。
そういえば、川越には旧山崎家別邸にステンドグラスが嵌っているのですが、それは今、川越市の所有になっているそうですが、めったに公開していません。おまけにサイトを見てみると、どうも内部撮影が禁止のようで、内部からの写真がありません。これは、小川三知の作品とわかっているものなのですが、どんなものかがわかりません。
ステンドグラスは内部から見ることを前提に造られているので、外からみても何の価値もありません。何か差し障りでもあるのでしょうか。所有者が市なら、それは、一個人のものではなく、ひろく公共のものなはずですが、市は何故所有者の権限を行使するのでしょう。
川越の蔵造りの町並には、電柱が一本もなく、実にスッキリとした風景を見せています。でも、普段の日のせいか、車がひっきりなしに走っています。昔の風景を再現したというのなら、車はその風景にあいません。せっかく、銀行もその風景に協力しているのですから。
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