時代区分
表6 時代区分
| 大時代 | 西暦 | 時代区分 | 時代名・様式 | ||
| 古代 | BC - 538 | 先史・古墳時代 | 上古、石器、金石、古墳、縄文、弥生、上代、太古 | ||
| 古代 | 538 - 794 | 飛鳥・奈良時代 | 推古(593-628)、飛鳥朝・飛鳥(538-663,671)、飛鳥後期(645-675)、奈良時代・奈良朝(645-794)、奈良前期・白鳳時代(645-710)、奈良後期・天平(710-794) | ||
| 古代 | 794 - 969 | 平安時代前期 | 弘仁時代、弘仁貞観時代、藤原時代、平安朝 | ||
| 古代 | 969 - 1185 | 平安時代後期 | 藤原、王朝、平安後期 | ||
| 中世 | 1185- 1392 | 鎌倉南北朝時代 | 中世、中世初期、鎌倉(1185-1333)、吉野・南北朝(1331-1392) | ||
| 中世 | 1392- 1568 | 室町時代 | 中世、中世後期、足利(1336-1568)、北山(1398-1467)、東山(1467-1531)、戦国(1532-1600) | ||
| 近世 | 1568- 1615 | 桃山時代 | 近世(1568-1624)、安土桃山(1568-1615)、戦国(1532-1600)、聚楽 | ||
| 近世 | 1615- 1716 | 江戸時代前期 | 近世、江戸初期、徳川、慶長元和(1596-1623)、江戸前期(1615- 1715,1736)、元禄(1688- 1703) | ||
| 近世 | 1716- 1804 | 江戸時代中期 | 近世、徳川 | ||
| 近世 | 1804- 1868 | 江戸時代後期 | 近世、江戸末期、徳川末、化政(1804-1829)、幕末 | ||
| 近代 | 1868- 1945 | 近代 | 明治(1868-1911)、明治大正(1868-1925)、大正(1912-1925)、大正・昭和前期(1912-1945) | ||
| 現代 | 1945- | 現代 | 戦後(1945-)、昭和後期(1945-1989)、平成(1989-) | ||
上記は、筑波大学で行われた、日本美術シソーラスで使われた「時代区分」です。“大時代”“時代区分”と木構造にしてその下位に“時代名・様式”として同レベレの名前を配しています。これはこれで、シソーラスとしてはいいのでしょうが、細部にわたって検討が必要です。
| 原始 | 1100 |
| 縄文 | 1110 |
| 古代 | 1200 |
| 弥生 | 1210 |
| 古墳 | 1220 |
| 飛鳥 | 1230 |
| 白鳳 | 1240 |
| 奈良 | 1250 |
| 平安 | 1260 |
| 平安前期 | 1263 |
| 平安中期 | 1265 |
| 平安後期 | 1267 |
| 中世 | 1300 |
| 鎌倉 | 1310 |
| 鎌倉前期 | 1313 |
| 鎌倉中期 | 1315 |
| 鎌倉後期 | 1317 |
| 南北朝 | 1320 |
| 室町 | 1330 |
| 室町前期 | 1333 |
| 室町中期 | 1335 |
| 室町後期 | 1337 |
| 近世 | 1400 |
| 安土桃山 | 1410 |
| 江戸 | 1420 |
| 江戸前期 | 1423 |
| 江戸中期 | 1425 |
| 江戸後期 | 1427 |
| 近代 | 1500 |
| 明治 | 1510 |
| 大正 | 1520 |
| 昭和 | 1530 |
| 現代 | 1600 |
| 時代未詳 | 1999 |
| 朝鮮古代 | 2100 |
| 朝鮮三国 | 2110 |
| 朝鮮高句麗 | 2111 |
| 朝鮮百済 | 2112 |
| 朝鮮新羅 | 2113 |
| 朝鮮統一新羅 | 2120 |
| 朝鮮中世 | 2200 |
| 朝鮮高麗 | 2230 |
| 朝鮮近世 | 2300 |
| 李氏朝鮮 | 2340 |
| 朝鮮近代 | 2400 |
| 朝鮮時代未詳 | 2999 |
| 中国古代 | 3100 |
| 中国仰韶文化 | 3110 |
| 中国竜山文化 | 3115 |
| 中国夏 | 3121 |
| 中国殷 | 3122 |
| 中国周 | 3123 |
| 中国春秋 | 3124 |
| 中国戦国 | 3125 |
| 中国秦 | 3126 |
| 中国漢 | 3127 |
| 中国後漢 | 3128 |
| 中国六朝 | 3130 |
| 中国三国 | 3131 |
| 中国魏 | 3132 |
| 中国晉 | 3133 |
| 中国蜀 | 3134 |
| 中国呉 | 3135 |
| 中国五胡十六国 | 3136 |
| 中国南北朝 | 3140 |
| 中国南朝 | 3141 |
| 中国宋 | 3142 |
| 中国斉 | 3143 |
| 中国梁 | 3144 |
| 中国陳 | 3145 |
| 中国北朝 | 3150 |
| 中国北魏 | 3151 |
| 中国西魏 | 3152 |
| 中国東魏 | 3153 |
| 中国北斉 | 3154 |
| 中国北周 | 3155 |
| 中国隋 | 3160 |
| 中国唐 | 3170 |
| 中国渤海 | 3177 |
| 中国中世 | 3200 |
| 中国五代 | 3210 |
| 中国遼 | 3215 |
| 中国北宋 | 3217 |
| 中国南宋 | 3218 |
| 中国西夏 | 3220 |
| 中国金 | 3230 |
| 中国元 | 3240 |
| 中国明 | 3250 |
| 中国近世 | 3300 |
| 中国清 | 3310 |
| 中国近代 | 3400 |
| 中華民国 | 3410 |
| 中国時代未詳 | 3999 |
| 東南アジア | 4000 |
| インド | 5000 |
| 西アジア | 6000 |
| ヨーロッパ | 7000 |
| アフリカ | 8000 |
上記は、私のデータベースで作った、時代コード表です。大ざっぱには、これですましています。というのも、たとえば、平安時代としか書かれていないデータでも、厳密に平安前期か後期かを決めなくてもいいように、大分類としての平安時代を設定しています。また、もっと大きな分類としての、古代、中世、近世といった項目も設けていますので、時代が確定できなくても大きな分類に納めておけるようにしたものです。
さて、彫刻作品のデータベースでは、どういう時代コードの設定をしたらいいのでしょうか。というのも、作品データの場合、それを加工するには、抽出と並べ替えがいかに的確にできるかが問題なのです。
確かに、時代コードで設定したとしても、抽出によってその時代のグルーピングはできますが、並べ替えができないのです。作品の前後関係をデータとして表すことは、現在のところむずかしいという結論に至りました。前後関係を区別するコードがつくれないのです。
そこで、考えたのが、「時代コード」でした。これは、4~5桁の数値にしたコード表です。最初の1~2桁は時代コードで、1 飛鳥 2 白鳳 3 奈良・・・10 江戸 というように時代名をコードにしたもの、次の2桁は世紀、末尾の1桁は世紀区分というものです。
世紀区分とは、0 頃、1 初期(0~9)、3 前半(10~39)、5 中頃(40~59)、7 後半(60~89)、9 末期(90~99)というふうに便宜的につけたコード番号です。カッコ内は西暦の末尾2桁です。
たとえば
- 鎌倉時代13世紀後半 6137
- 室町時代15世紀頃 8150
- 江戸時代(世紀不明) 10990
- 1250年造立 6135
のようにつけられます。これですと、並べ替えはできなくとも、かなり細部にわたってのグルーピングができますので、あとは、手作業での並べ替えということになります。
このコード表の長所は、たとえば、円成寺大日如来坐像の1176年をこのコード表で表すと、6127 となります。つまり、鎌倉時代12世紀後半 というくくりになります。平安後期にのくくりには入ってこないことになります。
このコード表は、現時点では、我ながらいいコード表だと思っています。データの入力をこなしていくうちにその使い方にも安定感がでてきました。
ただそれでも、このコード表ではどうにもならないことが数多くあります。たとえば、彫刻作品の時代判定が、室町~江戸 というもの、藤末鎌初 院政期 といった、時代をまたがるものについては、何ともしがたく、あくまでも便宜的に古い時代にいれるということにしています。したがって、その精度はどうしても落ちざるをないのです。
コンピュータの並べ替えの威力を十分に使いたいのですが。
「データベース」カテゴリの記事
- 『日本彫刻史基礎資料集成』データベース(2020.04.20)
- 福井県・高岡・富山の旅(1日目)(2016.10.18)
- 『彫刻等文献目録』(編著者名順)(2014.01.12)
- 彫刻等文献目録のリニューアル(2013.10.16)
- 『日本の美術』分野別論文等目録(2011.12.03)

仏像の勉強にこのページを読ませていただいております。
教えて頂きたいのですが、
鎌倉時代の時代区分で『初期、中期、末期』とはそれぞれ西暦で
何年頃になるのでしようか?
湛慶が没した建長8 年(1256)までを中期と言っている人も有れば
1270年頃までを言っている人もいます。
投稿: 佐竹雅雄 | 2010年1月 9日 (土) 11時36分
美術史での時代区分では、何年から何年までという区分の仕方はなじまないとおもいます。
というのは、美術史の時代区分はその様式あるいは形式の変化がある場合に区分できるのであって、それが明確に説明できなければ、区分の仕様がありません。
徐々に変化していったのでは、区切りようがありません。
つまり、初期、中期、末期という区分は相対的かつアバウトにならざるをえないのです。
これで、お答えになっているかわかりませんが、これ以上説明の仕様がありません。すいません。
投稿: 加藤春秋 | 2010年1月10日 (日) 20時14分
早速のご回答ありがとうございました。
春秋堂様は鎌倉時代を前期、中期、後期とコード設定をされているようですが、各々の時代の特徴はどの様なものと考えられるのでしようか。
平安時代(貞観&藤原)のように鎌倉時代を敢えて区分するような
時系列の様式変化は見られるのでしょうか?
投稿: 佐竹雅雄 | 2010年1月11日 (月) 10時30分
時代区分論を述べろといっても、一言ではいえるものではありません。まして、それほど、鎌倉時代の仏像を網羅して研究しておりません。
コードは便宜的につけたものです。論文等でそういう時代判定をしている記述があるので、それに対して、設定しているだけです。
そうつっぱねるのも、心苦しいので、ヒントだけ書いておきます。
『日本彫刻史基礎資料集成』鎌倉時代 造像銘記編が今年で、第1期(1256年まで)の刊行が完了します。時系列にならんでおりますので、じっくりとその写真をながめていると、どの辺で変わるのかわかるかもしれません。
お答えに窮しておりましたので、ご返事が遅れました。ごめんなさい。
投稿: 加藤春秋 | 2010年1月17日 (日) 14時43分
御礼遅れました。
ご丁寧なご返答ありがとうございました。
非常に高価な本なので、図書館で確認してみます。
投稿: 佐竹雅雄 | 2010年1月22日 (金) 13時41分