和歌山・神戸・京都・大津・比叡山旅行
10月10日・11日と旅行してきました。旅程は以下の通りです。
- 10日
- 新幹線新大阪→特急で和歌山へ→和歌山県立博物館
- 和歌山市より南海電鉄→難波→阪神電鉄で→魚崎→六甲ライナーで
- 小磯記念美術館→阪神で梅田にもどり→淀屋橋より京阪電鉄で→七条
- 京都国立博物館→三条のホテル
- 11日
- 京阪三条より→石山寺駅へ→歩いて石山寺へ→さらに京阪で三井寺へ
- 大津市歴史博物館→京阪で南滋賀駅→南滋賀廃寺→崇福寺跡
- 滋賀里より→坂本へ→旧竹林院→日吉大社→坂本ケーブルで比叡山へ
- 東塔根本中堂→国宝殿→歩いて西塔へ→釈迦堂裏山の弥勒石仏・相輪橖へ
- バスで比叡山頂→ロープウェー・ケーブルで八瀬へ
- 瑠璃光院→叡山電鉄で出町柳→三条→京都駅
熊野速玉大社の国宝の神像が三躯そろっていました。その他調査によって判明した神像・仏像の展示があり、懸仏もかなりの数展示されていて、かなり充実した展覧会でした。
無眼の神像も一躯ありました。
小磯記念美術館へもう一度どうしても行きたかったのは、泉屋博古館藏の渡辺与平の『ネルの着物』と亀高文子の『離れ行く心』を何としても見たかったからです。見ていると何か万感の思いがしました。
京都国立博物館の『日蓮と法華の名宝』展は、日蓮像が数多く見られたことと、等伯の仏画を見ることができました。
石山寺の本尊の如意輪観音像を目の前で拝することができました。この大きさは実感しないとわからないかも。
その他、塑造心木、胎内金銅仏などが本堂にありました。
如意輪観音坐像と愛染明王坐像を拝することができました。
大津市歴史博物館は泉涌寺悲田院藏の快慶作宝冠阿弥陀如来坐像がありました。
それにしても、今回の展覧会のカタログは最近はやりの仏像入門書とおなじ形態です。ちょっと物足りない。
南滋賀廃寺は塔の心礎と土壇のみ残っています。しかしまわりには礎石とおもわれる石が散乱していました。
崇福寺跡は本当の山の中にあります。しかも尾根を隔てて三箇所に分かれています。白鳳時代の山岳寺院とはどういったものなのかを感じるのにいい場所です。しかもこの寺院はさまざまな話題を提供した遺跡でした。
ちょうどお昼時に坂本に着きました。有名な本家鶴喜そばはこんなに並んでいました。
比叡山から見る琵琶湖。竹生島がこんなに大きい島とは思いませんでした。いつか行こうとおもっているのですが、なかなか実現しません。(竹生島ではなく沖島でした。訂正します。)
比叡山西塔の釈迦堂の裏山を登っていくと、目の前に相輪橖が見えてきます。その手前の道を通ると、木々の間から石仏が見えてきました。
この2日間、初日は電車に乗りっぱなし、2日目は山道を歩きづめで、足の筋肉痛がでて、降りるときはやっとの思いでかえってきました。
それにしても今回は、目的地と交通機関の距離がこんなにあるのかと実感しました。せめて、駅前に寺院があるとはいいませんが、駅からこんな距離を歩かせるのは実にしんどいです。神社仏閣の参拝は物見遊山ではなく、修行である。ということなのでしょうか。神社仏閣の参拝は足腰の丈夫なうちに済ませておかないと、とおもうことしきりです。
ツカレター。
« 大寺薬師の菩薩像 | トップページ | 崇福寺塔址狸堀事件 »
「旅行」カテゴリの記事
- 小浜散策(2017.10.17)
- 関西仏像旅(2017.05.07)
- 安土・神戸・姫路の旅(2017.03.20)
- 豊橋、浜松の旅(2017.02.19)
- 京都・道明寺・南山城の旅(2017.01.29)



お疲れ様でございます。これだけ回れば足が棒になること納得です。琵琶湖の周りは行きたいところがたくさんあって、とても魅力のあるところです。かなり昔、同好の士と4日間かけて車で一周したことがありましたが、今度はゆっくりと自転車で廻ってみたい思いがいつもあります。余呉、木之本から湖東三山。永源寺、近江八幡、信楽、大津・坂本など、これからの季節は紅葉に覆われて、殊に美しいと思います。竹生島もいいところだし、彦根、長浜は鴨鍋、近江牛など美味しいものもあるし。冬の寒さがなければ移住してもいいかな。
投稿: 近江廻郎 | 2009年10月12日 (月) 10時43分