奈良3日の旅
この連休3日間、奈良にひたりに行きました。例によって旅程は以下のとおりです。
5月2日
- まず和歌山県博で『特別展 移動する仏像』を見学→大阪難波にもどり西大寺下車
- シャトルバスでエントランス広場へ→遣唐使船復原展示→朱雀門→
- 踏切をこえ→大極殿→第二次大極殿跡をとおり→法華寺
- 満員のバスで近鉄奈良駅→古本屋めぐり→ホテル
5月3日
- JRで桜井駅→バスで多武峰→談山神社→徒歩で山を下る
- 石舞台古墳→岡寺→橘寺→弘福寺→万葉文化館
- ここでレンタサイクルを使用→飛鳥坐神社→飛鳥資料館→山田寺跡
- 奥山久米寺跡→大官大寺跡→元薬師寺跡→橿原考古研博物館
- 近鉄で奈良へ→奈良博→アカダマ→ホテル
5月4日
- 春日山遊歩道→月日亭→仏頭石→鶯塚古墳→若草山山頂
- 奈良奥山ドライブウェイを歩いて→首切地蔵→春日山石窟→石切峠茶屋
- 地獄谷石窟→柳生街道(朝日観音・夕日観音・寝仏)→頭塔
- 璉城寺→十輪院→元興寺極楽坊→なら奈良館
覚悟はしてきましたが、すごい人です。しかし、踏切で待たされる以外はスムーズに動けました。もっとも大極殿以外の施設の中は一切見なかったからでしょうが。
大極殿はそれなりの大きさを実感できました。正面は吹抜のはずが、ガラスが嵌っていました。
遷都祭のイベントでしょうか、法華寺本堂前に舞台をつくってインド舞踊の奉納です。
昔、談山神社から飛鳥に降りる道の途中に飛鳥を一望できる所があったのですが、道が変わったのか、そのような場所がありませんでした。
岡寺の本尊を横から間近に見てきました。台座は石でした。
興福寺南円堂前の藤棚は、ちょうど見頃でした。
春日山遊歩道を歩くと、月日亭という料亭があります。紅葉の時はいいのでしょうが。
春日山石窟は、昔とくらべて心なしか崩れがすすんでいるようです。
石切峠の茶屋。ここは昔とすこしも変わりがありませんでした。
地獄谷石窟。今はずいぶんと楽に行けるようになりました。色彩がまだ残っていますが、もう少し保存を考えないと。
頭塔のうちで、発掘調査で掘り出された二仏並坐像。
璉城寺では、脇侍の観音菩薩像がなかなかの優作です。
今回は久し振りの2泊の旅行なのに、貧乏性のせいかゆったりとはいきませんでした。おまけに、一日中歩き詰めで、もう足はパンパンになりながらそれでも歩き続けました。連日の晴天で、日焼けはするし、汗びっしょりでの苦行でした。このような交通の不便なところは、足腰の丈夫なうちに行かなければもう行けない、という脅迫観念での踏破でした。しかしまだ見落としがあり、もう一度行かなければというのが、今回の旅行の感想です。
仏像については、和歌山県博の仏像など、いくつか気になることがありました。これはまた整理してからご報告します。
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柳生街道の「峠の茶屋」写真で拝見するかぎり本当に昔のままですね。こんなに変わっていないならおっしゃるように歩けるうちにもう一度行きたいですね。奈良は1300年祭で相当の混雑の様子ですね。
投稿: 夢さん | 2010年5月 5日 (水) 14時00分