台風へ向かっての旅
よりによって、台風に向かっての旅でした。おかげでサンザンな目に会ってきました。
まずは、30日朝、東京駅から、熱海行普通電車のグリーン車に乗り、10:30AM熱海着。
もうこの時点で強風と雨で、傘がまともにさせない状態でした。駅から7~8分のところにある旧日向別邸へ。
旧日向別邸は、現在熱海市の所有で、予約で見学ができます。そのためこんな天気でもしかたなくというところです。
ブルーノ・タウトが日本で設計した唯一の建物です。といっても、地下の部分の内装のみですが。
やはり熱海市の所有になった、起雲閣は、以前旅館をやっていたときに何度か泊まっていたのですが、ステンドグラスのことは記憶にありませんでした。もう一度見たくて再度の訪問です。建物は大正8年内田信也によって建てられた和館と、根津嘉一郞が昭和4年と8年に建てた洋館とも和館とも言えない建物があります。ステンドグラスはいたるところにあり、後でまとめて掲載することにします。
これはローマ風呂のステンドグラスです。
熱海駅にもどると、13:47発東京行が10分程度の遅れで出発するというので、乗り込むと、湯河原をすぎ、真鶴駅に到着すると、車内アナウンスで、前の電車が先の駅で止まっているため、その電車が動くまでここで待機するとのこと。そうこうしているうちに約2時間が経過。
やっと次の根府川駅まで行きますとのアナウンス。そこでまた、小1時間ほど停車。
次の早川駅で30分停車。やっと小田原駅に着いたのが、6:00PM。普通は30分で行けるところが、4時間もかかってしまいました。
すぐにタクシーを飛ばして、箱根湯本桜庵へ。6:30PM宴会にピタリ到着。
この桜庵は昭和62年竣工の建物で、設計は坂倉建築研究所。スチールサッシを多用しているため、錆が進んでいます。こういった建物はメンテナンスが重要になります。
31日は、小田急と東海道線で、大磯へ、大磯町郷土資料館で開催している『受け継がれる祈りのかたちー六所神社神像特別公開ー』を見学。この郷土資料館のある城山公園は、三井家の別荘のあったところで、『如庵』はこの資料館の前にあったそうです。
大磯駅にもどり、東海道線で藤沢駅へ、そこから江の電で長谷へ。
長谷寺宝物館『長谷寺縁起絵巻』を見学。歩いて、鎌倉国宝館へ。
鎌倉国宝館『薬師如来と十二神将』展は、あまり期待していなかったのですが、これがなんと十二神将のテンコもりでした。館内はほとんどが仏像の展示で占められていました。こんなことは、初めて見る光景です。なんと4ヶ寺の十二神将がほぼ12軀そろっているのですから壮観です。そのほかにも4ヶ寺の十二神将が数軀づつありました。今回の展覧会は、旧辻薬師堂の仏像の修理が終わり、鎌倉国宝館で保管することになった記念ということになっていますが、以前、辻薬師堂で見たときよりも、ずいぶんと印象が違って見えました。もっとも、薬師堂の中は暗くてよく見えなかったこともありますが、修理があまりにもキレイすぎて見えるのが理由かもしれません。
鶴岡八幡宮は、もう七五三の着物を着た親子づれがいました。ずいぶんと気がはやいな。
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