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2011年3月 1日 (火)

謝意

 ブログ『春秋堂日録』の10万アクセスにあたって、アクセスしていただいた読者の皆様に感謝いたします。

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3年前のちょうどこの日にブログを立ち上げてから、わずか3年で、10万アクセスを達成してしまいました。

こんなに、早く達成してしまうとは予想もしないことでした。ブログは、いはば、「日記」のようなツールとしてできたもののようで、どんな素性かもわからない人間の個人的な日常の話題が、さまざまな人に読まれるのだろうか、どうせすぐ飽きられてしまうのではないか、というのがブログを始めた時の不安でした。

それで、ブログを始めるに当たって、一応基準というか、心構えをつくっておきました。それは、

  1. ブログは継続が命ですので、目標としては、週2回程度の更新を心がけること。(実際、このところ守られていません)
  2. 内容は、日々の事柄だけでなく、日頃論じたいことも題としてとりあげること。
  3. 不特定の人にも理解できる題と内容とすること。(あまりにも個人的な仲間内の話題はできるだけさける。)
  4. 論じるにあたって、その論拠を明確に提示すること。(参照した文献などを明記する。)
  5. いわゆる伝聞情報は、はっきりとその旨を明記すること。(いつのまにか、伝聞が本当の話になることがあるので。)
  6. 挿入する写真はできるだけ著作権に考慮すること。(論題の性格上、どうしても写真で示さないと伝わらないことがあります。その辺の兼ね合いが難しいところです。)
  7. いわゆる権力には堂々と立ち向かうこと。(権力は絶大な力を持っています。しかし、それにひるまない覚悟をもつということ。)

 ネットで、誰でも情報を発信することができるようになったのは、歴史上画期的なことです。いままでは、権力者しか、その情報の発信ができなかったのです。ここでいう権力者とは、たとえば、マスコミなど、一定の関与がなされている情報発信機関も含まれます。これらのフィルターを介さずに、ネットはダイレクトに発信者の意見を公開することができるのです。

しかし、その情報の受け手は、わけのわからない馬の骨の意見など、そう簡単に受け入れるはずもありません。
しかも、ネットの発信者は、ほとんどが匿名ですので、今までと違って、読み手には、純粋にその情報の取捨選択能力が問われるようになってしまったのです。

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発信者にとって、読者に読んで納得してもらうためには、論考の質が勝負の分かれ目になるのです。実際的な裏付けのない意見や、すでに、存在している意見の焼き直しは、すぐにバレ、飽きられて、無視されてしまうのです。

しっかりとした事実に基づいたもので、オリジナリティーを持った論考でないと、ひとりよがりや、狭い視野でしか見られない論になるのです。自戒しなければなりません。

ブログの質を高めるためには、読者の批判のコメントが必要になるのですが、発信者にとって、その反響が一番気になるところなのです。

是非、コメントをたくさんいただきたいと切に願っています。

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