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2011年5月18日 (水)

2つの訃報

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 昨日、さる有名な葬儀所で、同業者の社葬に行ってきました。かなりの人が参列していました。その業界ではそれなりの実績を作った人ですので、かなり盛大な式典でした。

葬儀の進行は実にスムースに執り行われていました。故人は、大震災の2日前に突然倒れ、帰らぬ人となりました。その後の会社の立て直しや、大震災もあって、やっとくぎりをつけたということでしょうか。

会社のトップが突然こういうことになると、おそらくさまざまな問題がおきたのだろうとおもいます。残された人の負担と、ご苦労が察せられます。

もうひとつ、先週金曜日に、メールで訃報をお知らせしていただいた人がいます。

神奈川仏教文化研究所の高見徹様です。

あまりにも、突然のことなので、正直おどろきました。なんて返事をしたらいいのか迷いました。

というのも、私は、高見様にいまだ会ったことがなかったのです。

私がはじめて高見様と、メールを交換したのは、数年前、『春秋堂文庫』を立ち上げて、3ヶ月ほどしてからだとおもいます。小生も病気から退院して、たまったメールを見ていると、その中に、拙HPを「神奈川仏教文化研究所」のリンク集にのせてたい旨の、メールがありました。

それまでは、「神奈川仏教文化研究所」は、仏像好きの同好の集まりで、単なる仏像めぐりサークルかな、とおもっていました。

それから、そのHPの掲示板「訪れ帖」を覗くようになりました。そして、何度か投稿もさせてもらいました。その頃は、掲示板の書き込みもさまざまな人からあって、活況を呈していました。

高見様はその管理人として、実に丁寧な対応をしていました。投稿者には、必ず返事のコメントを入れていましたし、それが、実に中立的な立場で適格な答えでした。それにもまして、投稿者の質問には、ちゃんと調べて返答をしているのがよくわかりました。それなりの調査能力と、知識を持ち合わせている人だと、想像がつきました。

神奈川仏教文化研究所のHPも、週はじめの月曜日には必ず更新していました。こんなきっちりとすることは、仕事で業務としてやらないかぎり、いわゆるボランティアでは、なかなかできないことです。

掲示板はこういうふうに運営するのかという、管理人の典型的なお手本をみせてもらっているようでした。

はじめて、メールをいただい時、高見様は、このHPで、仏像の研究者と愛好者との橋渡しをしたいと書いていたような記憶があります。

まさに、このHPで、それを具現していたようにおもいます。それが途絶えてしまうとしたら、大変残念なことです。

これから、どういうことになるのかわかりませんが、どういう形であれ、こういうコミュニケーションの場が確保されることを、切に望みたいとおもいます。

くしくも、昨日の同業者も高見様も、そして、小生も団塊世代です。

なにか、よりどころが、すこしずづ崩れていっているような寂寥感がただよいます。

ご冥福をお祈り申し上げます。

合掌

注:高見様の訃報を実名で公表したことに対して、ご家族、お知らせいただいたA様には、もしご迷惑だということならば、陳謝の上、即削除いたします。

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コメント

訃報のお知らせ、ありがとうございます。春秋堂文庫のブログを毎日のようにクリックして読ませてもらっていながら、お便りするのは初めてです。ここと同じように、神奈川仏教文化研究所のHPも毎日のようにクリックしてたいのですが、4月18日から全然更新がないので、何故?とずっと思っていたのです。訪れ帖にも質問を書き込んだら、必ずお返事を下さっていました。それだけにとてもショックです。悲しいです。
内容が濃いHPでどれだけたくさんのことを教えていただいたか。本当に私にとって宝石箱のようなHPです。動揺して言葉がみあたりませんが、ご冥福をお祈りいたします。本当に教えてくださって感謝いたします。

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