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2011年9月23日 (金)

藤田記念庭園洋館

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 藤田記念庭園の中にある洋館のステンドグラスをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

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まず、玄関に入ると、右横の窓に2個所同じデザインのステンドグラスが目にはいります。オパールセントグラスを多く使った抽象柄です。

この硝子をよく見ると、左の硝子は全体にヒビが入っています。

このヒビは、打撃による割れではなく、ガラスパネルの変形による割れのようです。

しかも、最近の割れのようで、ひょっとしたら、今回の大地震によるものかもしれません。

 

 

 

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これと同じデザインで、玄関の中扉の両脇に2枚づつ、計4枚のステンドグラスがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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中のホールに入ると、その脇に暖炉のある一郭があります。その左右の窓にステンドグラスが2枚づつ嵌っています。一方は外部の窓で、もう一方は内部の窓になります。

 

 

 

 

 

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外光が入ってくる窓は、ステンドグラスの色がよくでていますが、内部の窓は鉛線が目立ちすぎて、色硝子のあざやかさがみられなくなってしまいます。

やはり、ステンドグラスは、外光を通して見るのがベストなのでしょう。

しかし、これは、鷲に見えたのですが、くちばしをみると、どうも違うようだし、何の鳥なのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

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1階で、円くふくらんだ場所にある窓は、前面に結霜硝子が嵌っていました。何枚かは補修で、別の硝子が嵌っていますが、それにしても、これだけ結霜硝子が嵌っているのは壮観です。

結霜硝子は、どうも、日本で発達した技法のようです。窓硝子が輸入されていたころ、いわゆる不透明な硝子がなかなか手に入らなかったようです。そのために、透明硝子に膠を塗って、乾かした後、その膠をはがすと、硝子の表面が剥がれて、霜のような模様になるという技術です。すくなくても戦前までは、そういう加工をする工房があったようです。

いま、国産ではその技術が途絶えてしまっているようです。ただ、ステンドグラス用に、輸入品は存在しているようで、どこかで造ってはいるようですが。

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