福井・丸岡・金沢の旅
23・24日と旅をしてきました。例によって旅程から。
- 23日
- 新幹線で米原へ、そこから北陸線で福井。
- 福井県立歴史博物館で『泰澄ゆかりの神仏』展を見学。
- バスで、丸岡へ、丸岡城を見学。
- タクシーで、芦原温泉駅へ、そこから金沢へ。
- 尾張町の旧三田商店へ。そこにある喫茶店でひとしきりステンドグラスの話をする。
- ひがし茶屋街→主計町(かずえまち)茶屋街
- 尾山神社→大友楼→石川四高記念文化交流館→しいのき迎賓館
- 兼六園→金沢城→白鳥路ホテルロビー→金沢駅前ホテル
- 24日
- 尾山神社→金沢城→兼六園→成巽閣→石川県立歴史博物館→
- 金沢21世紀美術館→寺町→伏見寺→にし茶屋街→
- 長町武家屋敷跡(野村邸)→武蔵ヶ辻(近江町市場)→金沢駅
- 越後湯沢経由で帰京
23日は、しとしとと雨が降っていました、北陸特有の天気だとタクシーの運ちゃんが言っていました。
福井県博の展覧会は泰澄関連の寺院所蔵の仏像が出ていました。その中で、No.12 十一面観音菩薩坐像 猿田彦神社 は、解説では“結跏趺坐”としていますが、明らかに“半跏趺坐”です。室町時代の坐像で半跏趺坐は大変めずらしい作例です。
丸岡城は、こじんまりとした天守閣しかありませんが、予想に違わずすばらしい城でした。城に興味をもってから、ずっと見てみたいと思っていた天守でした。やっと念願がかないました。

ひがし茶屋街・主計町(かずえまち)茶屋街・にし茶屋街とも、独特のガラス窓付の雨戸が特徴ですが、外から見た感じでは、古いガラスのままのところは見当たりませんでした。
旧三田商店のステンドグラスは、ネットでたまたま知った建物でしたが、そこの喫茶店の店主と話していると、『日本のステンドグラス 宇野澤辰雄の世界』に掲載されていました。それによると、建物は昭和5年、大林組によって竣工したそうです。ステンドグラスは関西ステンドグラス製作所の深野玉次の製作と書いてありました。
正面入口の欄間と、横の喫茶店に3箇所ありました。
尾山神社にたどり着いた時は、夕方5時頃で、もう暗くなっていましたが、神門の内部の明かりが点灯していなかったので、近くの大友楼へ。

2階の内側の障子の下部に色ガラスがはまっていました。また、入口横の窓は模様付のスリガラスと赤色ガラスの市松模様でした。
尾山神社にもどると、すでに3階の内部が点灯されていました。
しいのき迎賓館は旧石川県庁の建物で、結婚式をやっていました。正面階段を上がって3階の部屋の入口の左右にステンドグラスがはまっていました。

兼六園は、ライトアップ期間は無料なので、雨ながら大混雑でした。
金沢城も他の地域の城と同じように、櫓の復元を進めていますが、お城らしくなるには、まだまだ先のようです。
成巽閣は、松の間にある、障子の腰板にはまっているガラスを見るために入りました。いわゆる硝子絵です。
石川県立歴史博物館の赤煉瓦の建物は、圧巻です。でもあまり注目されていないようです。中の展示に、薬師寺の銅造如来及両脇侍像のレプリカがありました。やはりこれは、多少抽象化されていますが、“半跏趺坐”です。
寺町にある伏見寺は、寺町の中でもこじんまりした寺です。本堂の前に立つと、さっそく拝観の誘いを受けました。銅造の阿弥陀如来坐像も、やはり“半跏趺坐”です。上から俯瞰で見ることが出来ましたので、間違いありません。
長町武家屋敷跡にある野村家を見てきました。ここで、泡だらけのガラスを目にしました。空襲にあわなかった金沢は、いたるところに戦前の建物を見ましたが、戦前の古い硝子をあまり見かけませんでしたので、これには感激でした。
近江町市場は、すごい活気でした。売っているのはカニだらけ。
駅で、例の大友楼の弁当を買って、帰りの電車に乗り込み、すぐ食べるのをぐっと我慢して、まずは、写真撮影。
今回は、北陸のうまいもんめぐりもしてきました。まずは、加賀料理の昼食、夜は30分ならんで、回転寿司で、魚を堪能。次の日、ホテルの朝食バイキングにはカレーがあったりして。昼食は、加賀牛のステーキランチ、帰りは大友楼の炊き込み御飯の弁当と、みなうまかった。
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