きんせ旅館のステンドグラス
きんせ旅館のステンドグラスをすべてお見せいたします。
まずは、玄関の欄間は、鳳凰のデザインです。
その正面には、牡丹のデザインのハメコロシ窓があります。両脇にドアがありますが、左のドアから中に入ります。
ドアをあけると、ホールになっていて、天井は折上格天井です。レトロなランプが薄暗い部屋にほんのりとした明かりをともしています。
突き当たりに、3枚のステンドグラスが嵌まっています。向かって右から菊のデザイン
中央の欄間は蝶々のデザイン
向かって左は薔薇です。
このホールの左にもうひとつ部屋があります。
この欄間は、市松模様の背景にチューリップがデザインされています。両脇は青い色の型硝子が嵌まっています。
このホールにはカウンターがあって、その横、つまり、最初に入ったドアの横に鶴のデザインの4枚引戸があります。
玄関の正面にあった牡丹のステンドグラスを内側から見ると、
そして、玄関の左横の入口の欄間つまり、内側から見れば厨房の欄間2枚はつばめのデザインです。
これで、全部のようです。ここのステンドグラスは、すべて内部に取りつけられており、保存が非常に良好な状態に保たれています。硝子の破損もほとんど見られませんでした。一部に補強棒が剥離して、湾曲してはいましたが、それほど致命的なものではありませんでした。
デザインは日本的な花鳥をモチーフとしており、色硝子という素材で日本画を描いているような感覚を覚えました。
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