今年を振り返って(平成25年)
今年も、一年を振り返って、見てきた展覧会、旅行をまとめてみようとおもいます。
1月4日 静岡
静岡市役所・・・ステンドグラスが見られず。
静岡市美術館・・・「近江巡礼」展
駿府城
新善光寺
1月18日 東博東洋館
リニューアルしてはじめて来館。タイスコータイの釈迦如来坐像は半跏趺坐でした。東南アジアの仏像も坐法を調査しないといけません。
2月10日 水戸
茨城県歴史館・・・「筑波山 神と仏の御座す山」
偕楽園
2月23日 滋賀、京都
滋賀県立安土城博物館・・・「蒲生郡の風土と遺宝」
近江八幡市・・・八幡山頂、ヴォーリズ建築群
龍谷ミュージアム・・・「若狭・多田寺の名宝」
4月9日 東京国立博物館・・・「大神社展」
4月16日 千葉市立美術館・・・「仏像半島」
4月27~28日 京都、奈良
石清水八幡宮
神応寺
奈良国立博物館・・・「當麻寺」
東大寺ミュージアム・・・「国宝・東大寺金堂の鎮壇具のすべて」
百万遍知恩寺→白沙山荘→永観堂→無鄰菴→西方寺→東寺
6月22日 早大美術史学会
学生時代以来の学会出席。吉村怜先生の仏像の着衣に関する発表を聞く。
新しくなった33号館のロビーには、アートブリックが保存されていました。
7月26日 東京駅
友人と東京駅の丸の内駅を斜め前のビルのテラスから俯瞰。
9月6日 東京藝術大学美術館・・・「国宝興福寺仏頭展」
9月14~15日 京都、大阪、三原
龍谷ミュージアム・・・「極楽へのいざない」展
京都産業大学むすびわざ館・・・「京都大原勝林院の仏教文化と歴史」展
泉屋博古館・・・「仏の美術ーガンダーラから日本まで」展
奈良国立博物館・・・「みほとけのかたち」展
大阪四天王寺庭園・・・八角亭の色ガラス
大阪市立美術館・・・「北魏 石造仏教彫刻の展開」展
三原リージョンプラザ・・・「御調八幡宮と三原市の文化財」展
御調八幡宮
10月5~6日 宮城県白石
毎年恒例の温泉旅館でドンチャン騒ぎに白石の鎌先温泉へ。
その前に白石市内をレンタサイクルで見学。壽丸屋敷に模様入りケシガラスの未見の模様を発見。
10月12日 北茨城
茨城県天心記念五浦美術館・・・「岡倉天心と文化財」展
天心記念館・・・天心の住まいの窓ガラスは当初のガラスが嵌まっていました。その後大津港を散策、震災後の状況を見聞。
10月13日 金沢文庫、鎌倉
金沢文庫・・・「東大寺」展
鎌倉国宝館・・・「北条時頼とその時代」展
10月18日 品川
品川歴史館・・・「大井に大仏がやってきたー養玉院如来寺の歴史と寺宝ー」
10月19日 拜島
啓明学園北泉寮・・・旧三井家拜島別邸
1階の応接室にあった椅子、ソファーの布地が龍村織物製の法隆寺の復原模様だったのが気になりました。
10月26日 岐阜、明治村
正法寺(岐阜大仏)
江戸時代の脱活乾漆造でも、竹籠を編んだ上に乾漆で整形しているめづらしい技法をもちいている。
岐阜市歴史博物館・・・「岐阜の至宝」展
明治村・・・芝川又右衛門邸
明治村のステンドグラスはこの芝川邸以外では、2棟の教会しかありませんでした。
また、模様入りのスリガラスは1棟のみで、古いガラスがあまり見られませんでした。
帝国ホテル
ガラスを小さく切って、金箔を挟んだガラスを嵌めるという、ガラス屋にとって手間のかかる気の遠くなるような作業です。
11月2日 伊豆
河津平安の仏像展示館
上原仏教美術館・・・「癒しの仏 薬師如来~伊豆の薬師如来像~」
願成就院
旧三島測候所
玄関のランマに嵌まっているステンドグラス。その他にも未公開のステンドグラスを拝見できた。
かんなみ仏の里美術館
この建物の設計者は、展示のしかたを理解していないようです。仏像をガラスケースにいれたのでは、照明で反射して見づらくなるのは自明です。
11月3日 山梨
山梨県立博物館・・・「山梨の名宝」展
大善寺薬師如来坐像は半跏趺坐と確認。
桑戸区・・・「五大明王像」
根津記念館
11月6日 朝倉彫塑館
随分と長い間かかってやっとリ、ニューアル工事がおわったので来館。復原したサッシがもう錆ていました。
11月14日 大多喜
千葉県立中央博物館大多喜城分館・・・「上総の仏教彫刻ー長生・山武ー」
今回は、バスでアクアラインをわたって行きました。
11月26日 六本木
サントリー美術館・・・「天上の舞 飛天の美」展
11月30~12月1日 宮城、山形
東北歴史博物館・・・「神さま仏さまの復興」展
登米市不老仙館→登米市興福寺→登米町教育資料館
山形県立博物館→旧済生館本館→文翔館→旧山形師範学校
天童・・・旧東村山郡役所
12月3日 東京理科大学
近代科学資料館・・・「古代文化財の謎をとくーX線で見えてくる昔のこと」展
12月5日 明治大学
明治大学博物館・・・「天平の華 東大寺と国分寺」
12月7日 文京区
旧安田楠雄邸
島薗邸
昭和16年の増築部分に嵌まっていたステンドグラス。
銅御殿(旧磯野家住宅)
この建物のオーナーは大谷美術館です。館長みずから説明に現れました。しかし、建物は外観の正面だけしか見せず、内部は入り口をあけて中をのぞかせるだけでした。
12月14日 永青文庫→小石川植物園
東京大学総合研究博物館小石川分館・・・「建築博物誌/アーキテクトニカ」
前半は、あまり動けませんでしたが、秋になって、毎週のように何かを見てまわっていました。
このところ、仏像を見るときは、坐法にしか注目しなくなりました。というよりも、着衣、形状がどうなっているのかをどうしても注目して見てしまいます。
ガラスは、ステンドグラスだけではなく、明治から戦前までのガラスが何時のものか判定する訓練をするようになりました。かなり細かく製法の違いを観察することにしていますが、まだまだ自信がもてるまでには多くの板ガラスを見ないとだめなようです。
そんなこんなで、一年が終わりになりました。また来年も体力がある限り、仏像、板ガラス拝見の旅を続けようと思います。
皆様方のご健康とますますの発展を祈念して、来年がよい年でありますように。
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加藤さん、こんにちは。加藤家も喪中ですね。静かなお正月ですか?
一年を振りかえって・・・・本当にあちこち行脚されているのですね。我等が訪ねた処もあったり。これからも時々お邪魔しようと思います。
OB会の写真見ました。
秀年さんも参加したかっただろうな。してみると、一昨年のミニOB会は本当に貴重な時間だったのですね~
まあ、抗がん剤の副作用やら転移からきたのであろう微熱やら疼痛やらから開放されて、天上界から皆さんの笑顔をのぞいていたのだと思います。
ほんと、最期の最期まで「生」への強い意志を示していましたよ。すごい人でしたね。
去年は大きな別れがありましたが、一方で沢山の人々に支えられた一年でもありました。
これもまた、秀年さんの残した財産です。
今年はいいことが沢山ありますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: 小澤久美子 | 2014年1月 3日 (金) 17時32分