3泊4日の旅(第1日目)
何十年かぶりに3泊4日の旅をしてきました。最近は多くても2泊でしたので、久々の長旅でした。
まず第1日目は、京都から湖西線で大津京駅へ、歩いて大津市歴史博物館「三井寺 仏像の美」展を見学。
相も変わらず、相当の数の仏像が展示されていました。その中で平安前期の坐像がいくつかありましたが、すべて結跏趺坐でした。
つぎに、園城寺です。ご開帳があり、園城寺は普段と違って参拝者で賑わっていました。
開帳のひとつ、唐院大師堂には、智証大師坐像が2体、黄不動が1体と意外と間近に見ることができました。
新しくできた文化財収蔵庫には、勧学院の障壁画がありました。また例の十一面観音立像などがありました。
次は勧学院客殿です。光浄院客殿とともに、典型的は書院造で、中門廊を備えていて古様な様式も残っている建物です。勧学院は後ほど入った光浄院と違って、写真撮影は自由でした。それにくらべて、光浄院の方は、建物の外観も撮影禁止、門の外で拝観料を取って監視していました。同じ園城寺なのに、院主の裁量でどうにでもなるというのは、どうしても解せません。
京阪で、三条から七条でおりて、京都国立博物館へ、本館は鳥獣戯画を見るために90分待ちで、並んでいましたが、新しくできた、知新館の常設展示を見学。
この建物の1階は天井が高く、仏像が大変見やすくなりました。建物の意匠は、相も変わらずのワンパターンで、同じ設計者が博物館の建物を設計すると、まるでおもしろみがなくなります。
タクシーで龍谷ミュージアムへ、「二楽荘と大谷探検隊」展へ。この展覧会は期待どおり、大変おもしろいテーマでした。
二楽荘という希代の豪華な建物の魅力もそうですが、大谷探検隊に随行した、数十人の西本願寺留学生の存在を、今回取り上げているのに、興味がそそがれました。
明治時代に、優秀な学生を海外に留学させるということが、単なる宗教活動からさらに次の世代への投資と考えて、国の将来を担わせようとしていたことなのでしょう。
いそいで、京都駅にもどり、新幹線で新神戸へ、地下鉄と神戸ポートライナーで、港近くの建物を見学。今は新港貿易会館というテナントビルになっていますが、戦前の建物です。
入口のランマにあるステンドグラス。4階の階段室にある丸窓のステンドグラスをしばし鑑賞。
また、新神戸にもどり、北野の異人館へ、英国館は、中のバーカウンターに、
萌黄の館は、玄関のランマにステンドグラスをみました。
それで、第一日目は終わり。
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