会津の旅
11月7日、会津に日帰り旅をしてきました。今回は理由があって平日の旅でした。
まずは、福島県立博物館へ。

この展覧会は、木造14躯、金銅仏9躯、鏡像懸仏13件と、見応えのあるものでしたが、なぜか、図録がありませんでした。
福島県博は、彫刻の専門研究者がいなくなったからなのでしょうか、これだけの見応えのある仏像を集めながら、たった8ページの「博物館だより」の解説では、あまりにも物足りなさが残りました。
鶴ヶ城は、天守閣には何回が登りましたが、城郭のまわりは見ていませんでした。今回は半分でしたが、城の周囲を歩いてみました。まだ、石垣など、縄張りがしっかりと残っていました。せめて、門でも復元したら、お城らしくなるのに、と思ったりして。

つぎに行ったところは、会津若松市役所です。この建物に嵌まっている補修したばかりのステンドグラスを見たいがためにわざわざ平日に出かけたのでした。
図柄は、会津若松の市章をデザインしたものですが、色使い、ガラスの選定もなかなか洗練されていました。階段室の踊り場に同じ図柄が嵌まっていました。

もう1ヵ所、2階の市長室の窓のランマ6ヵ所に嵌まっていましたが、こればかりは、中から見られないので、外からの撮影です。3連の中央部分は楯を持った双頭の鷲のデザイン、両脇は楯だけのようなデザインでした。
市長室のステンドグラスは今回の改修には、入っていなかったようで、当初のままのようです。
そして、今回の、もうひとつの目的は、昨年他界した、友人の墓参りをすることでした。お墓は鶴ヶ城が見渡せる高台にありました。

友人の連れ合いに送ってもらって、七日町通りを散策しました。会津若松は空襲がなかったので、戦前の建物がよく残っているようでしたが、戦前の古い窓硝子がなかなか見つかりませんでした。
と、ふと通りの角にある民家の横をみると、増築した建物の間にはさまれている木造の建物の窓硝子にあの「模様入りケシガラス」が嵌まっていました。
しかも、蜀江文と、もう1ヵ所は初めて見る模様ですが、名前のない割付柄のようです。
模様入りケシガラスの模様サンプルを今回の旅行の最後にひとつふやすことができました。
空振りにならなくてよかった。
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