3泊4日の旅(第4日目)
朝、朝食の前に屋上に上って、神戸の町並みを俯瞰してみると、神戸の地形が確認できました。
泊まったのは、木造の旧館で高原リゾート地のホテルのような実感でした。
送迎バスでJR六甲道駅まで送ってもらい、新大阪で荷物をコインロッカーにいれ、特急くろしお号で和歌山へ。
和歌山城の大手門までバスで行き、お城の半分をまわって、和歌山県立博物館へ。
「熊野ー聖地への旅ー」展を見学。熊野速玉大社の神像に再会。和歌山県博の展覧会は、調査の成果をすぐに出してくれることが新鮮で、今回も新しい発見を期待したのですが、彫刻ではあまりありませんでした。ひとつ、気になったことは、熊野本地曼荼羅に清水寺式千手観音像が描かれているものがあることです。これも熊野本地曼荼羅すべてでそうなっていないというのは、どう解釈したらいいのか、とまどっています。
南海線和歌山市駅から、各駅停車で、吉見ノ里で下車。田尻歴史館に再訪。以前撮った写真に失敗したカットがあったので、取り直しに行きました。ちょうどお昼どきだったので、広間のテーブルには食事している客がいて、気をつかいながら撮ってきました。和館の風呂場にもステンドグラスがあったのを今回、はじめて発見しました。
また南海電鉄各駅で、蛸地蔵で下車。この駅舎のステンドグラスは以前撮ったので、そこから、岸和田城までは、5分ほどの距離でした。
岸和田城は堀の回りを10数分で一周できるくらいのこぢんまりとした城です。天守と門、櫓も再建ですが、周囲が堀で囲まれているので、お城らしい雰囲気は感じられます。
南海電鉄の駅舎に嵌まっているステンドグラスで見落としているのが、高師浜駅です。羽衣から、支線で2つめの終点にあります。駅におりて、駅舎のステンドグラスをすばやく撮って、すぐ乗ってきた電車にまた飛び乗りました。
そして、駅舎として、古い建物として残っている。浜寺公園駅で下車。この建物は明治40年辰野金吾・片岡安が設計した建物です。
そんなこんなで、難波に着き、心斎橋を散策して、新大阪へ。
今回の旅が3泊4日になったのは、最初は、四国がメインだったのを、急遽1泊ふやして、大津・京都を追加したためでした。しかし、園城寺をじっくり見られたのは、成果でした。
おまけに、これで、日本三大夜景の長崎と、神戸を制覇し、あとは函館だけになりました。また、現存天守閣のあるお城12の制覇も、あと3つを残すだけとなりました。
そして、仏像、ステンドグラス、お城は存分に見ることができましたが、今回の旅行で「模様入りケシガラス」だけはひとつも見ることができませんでした。神戸に一ヵ所あることは、確認できたのですが、そこはいつでも見られないのが残念でした。
この模様入りケシガラスは、何故か関西方面にはその例がなかなか見つかりません。使われているのは、関東から以北しか確認できていません。いったい何故なのでしょう。いまだにその疑問が解決できません。
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