備中高梁、岡山の旅
3日目は、広島を朝早く立って、岡山へ、伯備線に乗り換え、備中高梁へ。
伯備線は、高梁川沿いに谷間の中をくぐり抜けながら、走って行きます。これが日本の原風景のような感覚を覚えました。
備中高梁駅に降り、タクシーで、「お城まで」と告げると、ふいご峠駐車場まで連れてってくれます。自家用車は、その手前の城見橋公園駐車場までで、そこからシャトルバスで、ふいご峠駐車場まで運んでくれます。

ふいご峠からお城まで、700m、徒歩20分 と書いています。歩き始めると、山道で登りの連続です。これは、今回訪れて正解だったと納得しました。これ以上体力がなくなれば、とてもたどり着くことは出来なかったでしょう。

やっとのことで、大手門跡までたどり着きました。ここからは、二ノ丸を通って、天守閣に至ります。

天守閣の前の本丸南御門、五の平櫓、六の平櫓、土塀などは復元建物です。
天守閣の後ろのある二重櫓は現存建物です。

標高430mの天守閣からは、備中高梁市が一望に見渡せ、いかに高い所に天守閣を作ったのかを知らされることになりました。
帰りは、山道を降りる近道もありましたが、車で来た道を歩いて降りました。
山から下りた所には、土塀で囲まれた、武家屋敷が2件ありました。いづれも江戸時代の建物です。
駅に向かって歩いていくと、高梁市郷土資料館という洋風建物がありました。

中をのぞくと、一般の民俗資料館とは違って、ありとあらゆる生活道具が展示されていました。これだけの道具類を集めた郷土資料館はいままで見たことがありません。
建物は、明治37年建築の元尋常小学校で、窓硝子は、当初のものも残っていました。
玄関のランマには、結霜ガラスも嵌まっていました。

最近、お城めぐりが多くなってきましたが、時間があるときは、必ず城の周囲のお堀を一週することにしています。すると、お城の搦手がわかりますし、天守閣のロケーションも変化して新しい発見があります。

これで、現存天守閣12棟のうち、10棟に登城することができました。あとは、四国の高知城と宇和島城だけです。近いうちになんとか制覇したいと思う今日この頃です。
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