島根・広島の旅
2日目は、朝7時に宿をでてひたすら走り、2時間ほどで津和野に到着。

民俗資料館、郷土館など大正時代の建物の外観から見ると、窓硝子は、殆どが透明とスリガラスで、板ガラスに関しては、見る物がありませんでした。
ふらっと入った、昭和4年の津和野カトリック教会の色ガラスには、当初と思われる泡入りのガラスがありました。

山裾に幾つかの建物を配置し、明治33年の「楽山荘」という2階建の客殿の前には池泉回遊式の庭園がありました。しかし、残念ながら、古い板硝子は見当たりませんでした。
紅葉の季節にはきっとすばらしいロケーションになるのでしょう。
山道をひたすら走り、益田市内のグラントワ内にある島根県立石見美術館へ。
『祈りの仏像』展を見学。

仏像は50体ほど出陳されていましたが、やはり、今回の目玉は新発見という奈良時代の木造観音菩薩立像でしょう。最近、奈良時代の木彫像がよく見受けられるようになりましたが、ちょっと違和感があります。
さらに、大寺薬師と古保利薬師堂の四天王立像が4体ずつそろっての展示は、なかなかのものでした。
唐時代から木喰の江戸時代まで、彫刻を網羅した展覧会でしたが、石見らしさという印象がどうも感じられないのです。地方的な独自の特色というのは、幻想なのでしょうか。
益田からは、191号線という山道をひたすら走り、北広島町(旧千代田町)の古保利薬師堂へ。ここは、45年前、友人と山陰山陽のドライブ旅行の折、拝観した仏像でした。
聞くと、この収蔵庫は、当時からあった建物で、この同じ場所で再会したのですが、全然記憶にありませんでした。

四天王立像4体は、つい先ほど石見美術館で見てきましたが、それ以外全てがありました。

中央の薬師如来坐像は、結跏趺坐をしています。この時代で、結跏趺坐というのは、逆に珍しいというべきでしょうか。

この収蔵庫のまわりには、講堂と称する集会所、ちいさなお堂が2棟ありました。
そのうちの阿弥陀堂をのぞいてみると、如来坐像がありました。どうも頭部が古そうです。
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