旧一萬田尚登邸
一萬田尚登(いちまたひさと)は、戦後すぐの1946年から1954年にかけて日銀の総裁を務め、1954年から1958年まで大蔵大臣をつとめた、戦後金融界に君臨した人物です。
その一萬田氏の自宅は、港区青山にあって、おそらく昭和初期に建てられたもののようです。その建物が1965年から1975年頃道路拡張の対象となり、東海銀行が買い取り、保養施設として、箱根強羅の現在地に移築しました。
その後、幾人かの所有を経て、2011年、現在の所有者になり、改修し、美術館として公開して現在に至っているとのことです。
現在の所有者の箱根マイセンアンティーク美術館は、2000年に仙石原に開館し、強羅に移ってきました。その時、美術館として、改修をしたと思われます。

玄関に入ると、玄関の横に丸窓があります。抽象柄ですが、モダンなデザインです。

玄関ホールには、2ヵ所の窓にステンドグラスがありました。鉛線を巧みにつかったデザインです。
サンルームには、4枚のステンドグラスがありますが、真ん中には鳥の絵付けをした絵があり、オパールセントグラスを使わないで、普通の色ガラスを周囲に配置しています。これは、おそらくヨーロッパあたりで作られたもののようです。
この建物の窓ガラスは、その他にも、斜め格子状のステンドグラスや、窓ガラスの周囲にのみ色ガラスを使った窓がありますが、展示室のため、内部から写真は撮れませんでした。

今は、間取りをいかして展示室として改修されているので、どの程度変更されているのかは、詳細にはわかりませんが、ステンドグラスは、当初のようにも思われます。ということは、戦前の作品かもしれません。
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