橋本の香(旧三桝楼)のステンドグラス
八幡市の橋本遊郭の中にある建物です。最近、リノベーションして、旅館として営業しています。
見学をしてきました。この2軒となりには、多津美旅館があります。
まずは、2階の内部窓とランマにステンドグラスがあります。ガラスの種類は、色ガラスと無色の型ガラスで構成されています。
色ガラスは、型ガラスで色つきのもの、単なる色ガラス、乳白ガラスなど多彩な種類で作られています。また、無色の型ガラスも
数種類の型模様を使っています。
この建物の竣工が昭和10年頃(1935)ということなので、ひょっとして、ダイヤ、石目は国産の可能性はありますが、
その他のガラスは、色ガラスをふくめて、型ガラスは舶来ということになります。
かなり未見の型模様が見られました。
1階の出窓にも、同じようなデザインのステンドグラスがあります。これも2階と同様、さまざまな型模様のガラスをつかっています。
ここは、中庭に面しているのですが、型模様の凸凹は外部にはめています。
まずは2階から、
2階客室窓
2階ランマ
美香茶楼(旧第二友栄楼)玄関
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