静岡に遊ぶ 令和7年10月
秋の一日、静岡ですごしました。まずは、静岡市歴史博物館で開催の「しずおかの古仏たち」展です。
市内の久能寺、霊山寺、新光明寺、建補寺の寺院ごとの仏像が展示されていました。ロビーには、霊山寺の金剛力士立像があり、
以前見た、新光明寺の阿弥陀如来立像がありました。
平安末から鎌倉時代の仏像がそろっていました。次に、村上英二記念開明堂museumにいきました。
村上開明堂という板ガラス加工メーカーの美術館です。自動車のサイドミラーなどの有数の鏡メーカーなので、古代の銅鏡を収集していたそうです。本社ビルの一画に設けられた展示スペースには、銅鏡は一枚しかなく、殆どが根津美術館に寄贈されたそうです。ただ、会社の沿革を展示していた中で、以前見学した、旧沼津御用邸の改修工事を担当したことが展示されていました。この建物の改修工事には、注目していたことがあって、割れたガラスの補修がすべてゆがんだガラスだったことです。こういった改修工事は、今まで見たことがなかった画期的な改修工事だったので、どこのガラス施工会社が担当したのか修理工事報告書をしらべましたが、わかりませんでした。やはり、ドイツのランバーツの手吹き円筒法のガラスをつかって補修したのだと、納得がいきました。
昼は、駅近の「浮月楼」で季節限定の食事を奮発し、
午後は、「ステンドグラス工房かわもと」で、ステンドグラスの製作工程の見学をしました。実際の工程は理解していましたが、細部にわたっての技術的な方法などは、その場で質問しないとわからないことが多く、大変勉強になりました。というわけで、充実した秋の一日でした。






































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