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2025年10月

2025年10月31日 (金)

静岡に遊ぶ 令和7年10月

秋の一日、静岡ですごしました。まずは、静岡市歴史博物館で開催の「しずおかの古仏たち」展です。
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市内の久能寺、霊山寺、新光明寺、建補寺の寺院ごとの仏像が展示されていました。ロビーには、霊山寺の金剛力士立像があり、
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以前見た、新光明寺の阿弥陀如来立像がありました。
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平安末から鎌倉時代の仏像がそろっていました。次に、村上英二記念開明堂museumにいきました。
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村上開明堂という板ガラス加工メーカーの美術館です。自動車のサイドミラーなどの有数の鏡メーカーなので、古代の銅鏡を収集していたそうです。本社ビルの一画に設けられた展示スペースには、銅鏡は一枚しかなく、殆どが根津美術館に寄贈されたそうです。ただ、会社の沿革を展示していた中で、以前見学した、旧沼津御用邸の改修工事を担当したことが展示されていました。この建物の改修工事には、注目していたことがあって、割れたガラスの補修がすべてゆがんだガラスだったことです。こういった改修工事は、今まで見たことがなかった画期的な改修工事だったので、どこのガラス施工会社が担当したのか修理工事報告書をしらべましたが、わかりませんでした。やはり、ドイツのランバーツの手吹き円筒法のガラスをつかって補修したのだと、納得がいきました。
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昼は、駅近の「浮月楼」で季節限定の食事を奮発し、
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午後は、「ステンドグラス工房かわもと」で、ステンドグラスの製作工程の見学をしました。実際の工程は理解していましたが、細部にわたっての技術的な方法などは、その場で質問しないとわからないことが多く、大変勉強になりました。というわけで、充実した秋の一日でした。

2025年10月 1日 (水)

旧前田邸(鎌倉文学館内) 鎌倉市 昭和47年竣工 令和7年9月見学

旧前田家別邸(現在 鎌倉文学館) の敷地に居住用として建てられた住宅です。建築にあたって、別邸に嵌まっていたステンドグラス3枚を移設したそうです。
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六角形のステンドグラスは、別邸2階談話室に嵌まっていた写真がありますが、
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その他の2枚がどこにあったのかは不明です。旧前田邸には、1階居間のランマ、1階両引き分け窓、2階寝室の丸窓、2ヵ所のドアの額、がありました。
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1階居間ランマ
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1階窓
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2階寝室
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2階ドア
この旧前田邸は、鎌倉市が検討した結果取り壊されることが決定しています。ステンドグラスは保存されるようですが、すべて残るのかわかりません。建築時に新造されたものもあるかもしれませんので、慎重な調査が必要かとおもいます。
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昭和11年竣工の鎌倉文学館は、内部の写真撮影が禁止されていたため、外部からしか写真がありません。今回、気づいたのは、玄関横の2枚のステンドグラスを外部からみると、補強棒がケイムにそって斜めに一本はいっています。ちょっと珍しい。
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