彫刻

2024年5月16日 (木)

御徒町二丁目町会神輿

  筆者が生まれ育った町会には、大中小の3基の神輿があります。
小学校までは、積極的にお祭りに参加していましたが、中学生になると、地元から離れた学校だったので、友達の付き合いも変わってしまって参加しなくなりました。その頃は、祭が低迷した時期で、担ぎ手が確保出来ず、下谷神社の本社神輿も山車として引く有様でした。その後、神輿を担ぐ会が各地で発生しすこしずつ盛り上がってきました。しかし、町会内の住人が減少して担ぎ手が高齢化していって、また危機を迎えようとしています。

13-10600

 さて、その神輿を詳しく見てみようとおもいます。まず大神輿から。製作は昭和6年、行徳の後藤直光の作です。下谷神社の本社神輿が大正15年後藤直光の作ですが、それよりも、大変力をいれた造りになっていて、長らく後藤神輿店のパンフレットに掲載されていたといいます。

まずは、台輪の四方に施した彫刻です。正面から朱雀、右白虎。背面玄武、左青龍の四神を表しているようです。背面の玄武と思われる彫刻は、亀の甲羅がありますが、蛇がよく確認できません。その他、鳥居の左右には昇り龍、下り龍、上にも龍が彫刻されています。

13-10601

正面 朱雀

13-10602

右側面 白虎

13-10603

背面 玄武か?

13-10604

左側面 青龍

13-10605

13-10606

13-10607

 

 それよりもさらに、彫刻に凝っているのが中神輿です。珍しい千鳥破風を施した入母屋屋根で、今は屋根を銅板で葺いていますが、これは、修理のとき施されたもので、私が担いでいた頃は全くの素木造でした。製作は昭和9年後藤直光作です。

13-10600_20260221095601

この神輿の台輪には、正面獅子か、右虎の親子、背面龍、左麒麟か、と思われどういう組み合わせなのか不明です。

13-10602_20260221095701

正面 獅子か?

13-10603_20260221095701

右側面 虎の親子

13-10604_20260221095901

背面 龍

13-10605_20260221095901

左側面 麒麟か?

さらに欄間には、正面に鷲や鳥(種類不明)があり、その両脇に籠彫りの毬をくわえた狛犬らしき動物が彫刻されています。

13-10606_20260221100201

 

13-10609

 

13-10608

籠彫りの毬をくわえる狛犬

尾垂木のすべてに龍頭の彫刻があります。

13-10607_20260221100201

尾垂木の先の龍

左の壁面の彫刻には、稲わらを担ぐ老人と、五鈷杵をもって疾走する童子像があります。これが、何を表しているのかわかりません。研究の余地がありそうです。

13-10611

左側面壁

参考文献:行徳まちづくり協議会『後藤神輿とその時代』 令和5年7月20日発行

2026年8月
日 月 火 水 木 金 土
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ